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マクラーレンのPHEVスーパーカー「アルトゥーラ」世界初公開! 価格は2700万円から

新アーキテクチャーを採用!

 マクラーレンに、新しい時代が訪れた。2021年のF1シーズンを控えてマクラーレンに新加入したダニエル・リカルドのドライブによって、まったくのニューモデルであるPHEVスーパーカー「アルトゥーラ(Artura)」が発表されたのである。

  • 「アルトゥーラ(Artura)」からマクラーレンの新たな歴史が始まる

 マクラーレンは過去に、アルティメット・シリーズの「P1」や「スピードテール」でPHEVのシステムを採用した経緯があるが、それらはいずれも限定販売を前提としたものであった。一方アルトゥーラはシリーズモデルとして、これからのマクラーレンのセールスにおけるコアモデルとなることを目的に誕生した新作となる。ライバル・ブランドに対する影響力も相当に大きいだろう。

 アルトゥーラはまた、レーシングカーとロードカーにおける、マクラーレンの半世紀以上の経験と知識を注ぎ込み、彼らがストイックなまでにこだわるマン・マシンとの一体感と、画期的なテクノロジーを融合した次世代スーパーカーでもある。

 マクラーレンが何よりも優先する哲学である超軽量エンジニアリングは、このアルトゥーラにも継承されており、新たな重量削減プログラムによるシャシ・プラットフォーム、マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)が採用された。

 例えばハイブリッド・コンポーネントの重量は、バッテリーの88kg、Eモーターの15.4kgを含め、わずかに130kgという数字に抑えられている。車両重量は乾燥重量で1395kg。ボディサイズが全長4539mm×全幅2080mm(ミラー含む)×全高1193mm、ホイールベースは2640mmであることを考えれば、これは実に魅力的な数字といえる。

 モノコックは、MCLAを採用した軽量なCFRP製となり、マクラーレンによれば、このMCLAはハイパフォーマンス・ハイブリッド・スーパーカー専用に最適化されたデザインを持ち、シェフィールドに新設されたマクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センター(MCTC)で4年もの時間をかけて新開発されたという。MCLAは今後のマクラーレンの基本アーキテクチャーとなり、すべてのクルマがMCTCで生産されることになる。

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