BMW新型「M3」とメルセデスAMG「C63」ガチンコ対決! いま買うべきクルマは?

初代「M3」から、モータースポーツシーンにおいても常にライバルであったメルセデス・ベンツ「190E」のレボリューションモデル。それは、メルセデスAMG「C63」になってからでも変わらない関係だ。そこで新型「M3」は、現行「C63」よりも購入するに魅力的なモデルであるのか、検証してみよう。

M xDrive待ちか、それともV8を選ぶか

 ひととおり、車両価格やスペックを念頭に置いて、これらの基本情報を比較して、どちらを買うのが賢い選択なのだろうか。

新型「M3」では、マニュアルトランスミッションを選択することはできない

 C63/C63SのベースとなるW205型Cクラスは、2014年から販売されている。現行型は2019年初頭にマイナーチェンジされており、正常進化は熟成の域に達しているといっていいだろう。

 一方M3のベースとなっているG30型は、2020年に発表された新型車だ。先進安全装備やエンジン、トラクションなどの制御面では、当然ながらこちらのほうが一枚上手、といっていいだろう。

 価格面でのさもそれほど大きくはないが、維持をすることを考えたとき、3リッターと4リッターでは、自動車税が大きく違ってくる。とはいっても、この両車の購入を考えるカスタマーにとって、自動車税の違いを気に留めることなどないだろう。

 もっとも大きな違いと思えるのは、エンジンだ。かたや伝統の直6、かたやV8の4リッター。出力的にはいずれも高いレベルにあるが、より余裕がある走りを実現するのは、大排気量のエンジンで間違いない。

 以上の点を踏まえて、ではどちらを選ぶべきか考えてみよう。

●賢い選択はどっちか?

 どちらも、それなりのドライビングスキルを持ったドライバーでも、サーキットで全能力を引き出すことが難しいくらいの高性能車である。つまり、一般的なドライバーが公道を走行するとき、おそらく使えるのはその能力の半分以下もいいところだろう。

 その点からいえば、排気量の大きさというのは、大きなアドバンテージとなる。車重が50kg重いことを考えても、C63/C63Sはゆとりを感じさせてくれる。時代の流れを考慮しても、大排気量のV型8気筒エンジン車を今後、新車で手に入れられるのは、これが最後となるかもしれない。

 一方のM3コンペティション/コンペティション・トラックパッケージは、最新の制御によって、その力を味わいやすくなっている。もちろん全力を出せるのはサーキット走行に限られるのだが、C63と比べると扱いやすさは増しているはずだ。その点でM xDriveの発売を待つ、というのも選択肢のひとつとなる。

 リセールに関しては、2015年から2017年モデルのC63の中古車店頭プライスは、600万から700万円台といったところだろうか。一方のM3はといえば、先代の2015年から2017年モデルは、M4もあわせても500万から700万円台が相場のようだ。おそらく、新型M3も5年後の中古車価格は同じくらいに落ち着きそうだと予想できる。

 つまり、M3もC63のどちらを選んでも、リセールで大きな差はないと見てよいだろう。

 今後電動化が進んでいくことを考えると、直6エンジンのM3もV8エンジンのC63も、いま味わっておきたいクルマであることに間違いはない。とくにV8エンジンのC63/C63Sは、AMGというブランドの価値も含めて、いま、乗っておくべき1台だ。

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