予想以上の7900万円で落札! ルーフ「ターボR」のどこがスゴいのか?

ポルシェの姿をしているがポルシェではないルーフ。自動車メーカーとして認められているルーフが作った「ターボR」が、驚きのプライスで落札された。

車名は「ポルシェ」ではなく「ルーフ ターボR」

 ドイツのルーフ・オートモービル社は、1981年にドイツ政府から公式に自動車メーカーとしての法的な地位を得た会社であり、一般的に考えられているようなポルシェ・チューナーではない。

 それを裏付けているのがクルマ作りのプロセスで、彼らはポルシェからホワイトボディ、あるいはオーダーメイドのシャシのデリバリーを受け、そこから驚異的な性能を誇るスーパースポーツカーを生み出しているのだ。

●1998 ルーフ「ターボR」

ポルシェ993ベースのルーフ「ターボR」は、RMオークションの調べではわずかに14台のみであるという(C)2020 Courtesy of RM Sotheby’s

 先日開催されたRMサザビーズのアリゾナ・オークションに、ルーフが作った1998年式の「ターボR」が出品された。

 ドイツ・ファッヘンハウゼンにあるルーフ本社工場で生産された、ポルシェ993ベースのターボRは、RMオークションの調べではわずかに14台のみであるという。

 生産期間も1998年に限られているというから、市場に出回ることは非常に珍しいことといえる。

 ルーフがこのターボRの生産を決断した背景には、同じく993型911をベースとした「CTR2」や、「ターボRリミテッド」といった限定車で得た技術的なノウハウをさらに生かし、販売面でもそのレベルのパフォーマンスを望むカスタマーを満足させようという狙いがあったようだ。

 ちなみに市場には、これらのルーフ車に似せて作られたモデルも数多く存在するが、独立した自動車メーカーとして認められているルーフのコンプリートカーの場合には、VINコードは「W09」と独自のものから始まるので、ルーフオリジナルか否かの判断は、VINコードを参照するとよい。

Gallery:【画像】ルーフと名のつく特別な「911ターボ」とは(29枚)