最高速500キロ! 1850馬力のブガッティ「ボライド」の1号車がついに完成! 実車のディテールをチェック

究極のサーキットスペシャルのハイパーカーであるブガッティ「ボライド」。最高速度500km/h以上、0−100km/h加速2.17秒というF1並みの速さを手に入れたボライドの1号車がついにお披露目された。

本物の「ボライド」をすべて見せます

 2020年10月にブガッティがその全容をアナウンスした「ボライド」の実車がついに完成した。CGではなく、リアルなボライドの写真がブガッティからリリースされた。

ステファン・ヴィンケルマンは「ボライドの運転は、まるでキャノンボールの上に乗っているような感覚です」とコメント

 ブガッティ・ボライドは、最高速が500km/hを超えるF1マシン以上の運動性能を誇るサーキット専用車である。名前の「Bolide(ボライド)」とは、「火球」のことを意味している。

 ステファン・ヴィンケルマンCEOは次のようにコメントしている。

「ボライドは、あえて極限を追求しました。110年以上の歴史を持つブガッティの歴史のなかで、これほどまでにエンジンを中心としたミニマルなコンセプトに基づいたモデルはありませんでした」

 最高出力は1850psにまで達し、重量はわずか1240kgであるので、パワーウエイトレシオは、驚異の0.67kg/psを実現している。この数字は、F1どころか、300ps級のスーパーバイクに匹敵する値だ。

フロントにあるXの字は、歴史的なレーシングカーが事故の際にガラスの散乱を防ぐためヘッドライトに貼っていたテープの「X」も表している

 ステファン・ヴィンケルマンは「ボライドの運転は、まるでキャノンボールの上に乗っているような感覚です」と説明している。

 エンジンは新開発されたW型16気筒エンジンを搭載し、4基のターボチャージャーは新設計されており、吸排気システムもこれに伴って新しいデザインへと変更されている。

 ボライドは、カーボン製のモノコックを採用し、500km/h以上の最高速を達成するためにエアロダイナミクスも入念に計算されて設計された。軽量化を突き詰めるために、ボルトをはじめとする締結部品は、すべてがチタン製となり、航空宇宙チタン合金製の中空、薄肉の機能部品が多くの箇所で用いられている。

 シミュレーションでは、F1とほぼ同じ最高速500km/hに達し、ル・マン1周のタイムは3分07秒1、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ1周のタイムは5分23秒1をマークしている。

 1号車が完成したボライドの次なる課題は、リアルな挑戦で、これらの記録をクリアすることだろう。ブガッティからの続報が待たれる。

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