航続距離858km! ベントレー「ベンテイガハイブリッド」の賢い走行モードとは?

ラグジュアリーSUVの代表格であるベントレー「ベンテイガ」のハイブリッドモデルが新しくなった。購入希望者がもっとも知りたい賢いドライブモードに焦点を当て、新型「ベンテイガハイブリッド」を紹介しよう。

大本命のプラグインハイブリッド版「ベンテイガ」

 2021年1月4日、ベントレーは新型「ベンテイガハイブリッド」を発表した。新型ベンテイガハイブリッドは、世界で唯一の電動化ラグジュアリーSUVであり、将来的にベンテイガシリーズを代表する人気モデルとなることが期待されている。

ベンテイガの第3のモデル「ベンテイガハイブリッド」

 ベンテイガは、2020年にV8モデルを発表し、さらにW12を搭載した「ベンテイガスピード」がラインナップに加わっており、ベンテイガハイブリッドは3番目のモデルとなる。

 エンジンを使わず、電力だけで最大31マイル(約50km)の走行が可能であり、モーターとエンジンを組み合わせた総航続距離は、536マイル(約858km)となる(NEDC)。

 ベンテイガハイブリッドの電動パワートレインは主に3つのエリアに分かれ、12の主要コンポーネントで構成されている。

 ベントレーモーターズのエイドリアン・ホールマーク会長兼CEOは、次のようにコメントしている。

「私どもが目指すのは、持続可能なラグジュアリーカーメーカーとして世界をリードすることであり、その次なるステップがベンテイガハイブリッドなのです。

 ベントレーは100年の歴史を誇るラグジュアリーカーメーカーから、持続可能かつ倫理に根差したロールモデルへと姿を変え、皆様に新たなラグジュアリーをお届けするため、先日発表した『ビヨンド100』戦略の第一弾としてベンテイガハイブリッドを発表致しました」

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 まず、ベンテイガハイブリッドのハイブリッドパワートレインについて解説しよう。

 外部電力で充電する際の充電口は、給油口とは反対側の車両左側にあり、車両の仕向地に合わせて装備されている。バッテリーの充電状態は、LEDインジケーターで表示され、1時間あたり7.2kWで充電可能だ。

 リチウムバッテリーは容量17.3kWhで、個別セル168個で構成され、寿命は10万マイルもしくは8年となっている。地域によっても異なるが、わずか2時間半ほどでフル充電できる。

 高圧バッテリーに蓄えられたエネルギーは、パワーエレクトロニクス技術によって変換され、Eモーターに供給されるほか、従来の12Vバッテリー系統の補助にも使用される。

 Eモーターは出力94kW(126bhp)で、電気エネルギーを運動エネルギーに変えてスムーズかつエフォートレスなパフォーマンスをもたらし、最大トルク350Nmを発生する。このEモーターは、ギアボックスと内燃エンジンの間のトランスミッション内に収められている。静止状態から瞬時に最大トルクを発生できるため一気に加速するが、非常に静かであるのが特徴だ。

 3.0リッターV型6気筒ツインターボエンジンは、さらにトルクが必要となったときや、時速84マイル(135km/h)を超えて走行する際にEモーターをアシストする。走行音がほとんどしないため、低速時には専用スピーカーから音が発せられ、歩行者に車両の接近を知らせるようになっている。

「ベントレー・ハイブリッド・エフィシェンシー・ブレーキ」は、Eモーターと従来の油圧式ブレーキの制動力をシームレスに協調させ、違和感のないペダルフィールで快適なドライビングを実現。それと同時に回生エネルギーを最大限回収する。

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