300万円以下でランボルギーニオーナーになれる! 注目集まるトラクターは今が買い時

ランボルギーニオーナーの間でひそかに、ガレージにランボルギーニのクラシック・トラクターを並べるのが流行となりつつある。こうしたトラクターはごく稀にオークションにも出品されるが、現在のオークション相場を調査してみた。

マニアに注目が集まっているクラシック・トラクターとは

 ロンドン・オークションに最初に登場したのは1956年式の「DL25」である。このモデルは、トラットリーチ社が設立された初期のもので、当時の日産は5台にも満たなかったとされる。

 参考までに同じ1956年式のDL25は55台が現存するのみだという。

●1956 ランボルギーニ「DL25」

2.5リッター直列2気筒ディーゼルを搭載したランボルギーニ「DL25」(C)2020 Courtesy of RM Sotheby’s

 オリジナルのカラーにフルレストアされたDL25は、さすがに素晴らしいコンディションを維持している。搭載されるエンジンは、2.5リッター直列2気筒ディーゼルで、点火時にのみガソリンを使用するのがランボルギーニ製トラクターの大きな特長。

 最高出力は24psで、これに4速MTを組み合わせている。さらにこのモデルには、フェルッチオ・ランボルギーニの甥である、ファビオ・ランボルギーニの直筆サインも入っている。

 マニアとしてはたまらないトラットリーチ初期のモデル、落札価格は2万900ポンド(邦貨換算約288万円)だった。これを高いと見るか、安いと見るかは、やはりバイヤーの価値観によるところだろう。

●1966 ランボルギーニ「2R」

1.4リッター空冷直列3気筒ディーゼルを搭載したランボルギーニ「2R」(C)2020 Courtesy of RM Sotheby’s

 2台目のモデルは、このDL25から約10年後に生産された1964年式の「2R」だ。1960年代になると、トラットリーチの従業員数も400人を超え、この2Rが生産された頃には、すでにアウトモビリ・フェルッチオ・ランボルギーニ社も創立されていた。

 ランボルギーニの自動車メーカーを作るという夢、実業家としての夢は、このトラットリーチの成功があればこそ叶ったものだったのだ。

 2Rに搭載されたエンジンは、1.4リッター空冷直列3気筒ディーゼル。最高出力は36psで、前方に6速、後方に2速のミッションが組み合わされる。

 こちらの落札価格は2万900ポンド(邦貨換算約288万円)と、DL25のそれとまったく共通。あるいはひとりのコレクターが、2台のトラクターを同時に落札したとも考えられる結果だった。

 アウトモビリ以前のランボルギーニを知る歴史的な資料としても、これらのトラクターは非常に重要な役割を果たしてくれることは間違いない。ボディカラーがオレンジやレッドの「ミウラ」などと一緒にガレージに並べれば、最高の組み合わせとなるだろう。

Gallery:【画像】ランボルギーニの原点であるトラクターをチェック!(25枚)