1000万円以下で手に入れるお薦めフェラーリ「456 GT」は渋色、MTを狙え!

1000万円以下で手に入れるなら、4座フェラーリがオススメだ。なかでも1990年代のエレガントな4座フェラーリである「456 GT」のMT仕様がいま、再注目されている。

フェラーリのカスタマーを長く待たせた4座フェラーリ

「最高のものを手に入れるためには、長い時間を待たねばならないものだが、その時間もまた価値のあるものであろう」

 フェラーリは時に、カスタマーにこう話したことがあるという。

●1996 フェラーリ「456 GT」

イングリッシュ・グリーンという渋色のボディカラーのフェラーリ「456 GT」(C)2020 Courtesy of RM Sotheby’s

 1992年に、ベルギーのフェラーリ・ディーラー、「フランコルシャン」の創立40周年イベントでアンヴェールされた新型2+2GT、すなわちそれまでの「412」の後継車となるフルサイズ・ラグジュアリーGTの「456GT/GTA」は、その発表から実に3年もの時間を費やしてようやくセールスが開始されることになった。

 スチール製のチューブラーフレームに、ピニンファリーナが描き出した美しいアルミニウムをメイン素材とするボディを組み合わせる手法は、前作の412と同様だが、そのデザインは412が直線基調だったのに対して、流麗な曲線を多用した、現代的なものに生まれ変わった。

 ボディサイズは全長4730mm×全幅1920mm×全高1300mm。一見巨大なGTに見える456も、実は現代のモデルと比較すると、ひと回りはコンパクトで、使い勝手に優れたサイズを持っているのだ。ホイールベースも2600mmと市街地でも負担は少なそうだ。

 改めてそのデザインのディーテールを見る。もっとも印象的なのは、やはりサイドビューと端正なフロントマスクだろうか。

 リトラクタブル方式のヘッドランプは、すでにその採用モデルはクラッシックの証となり、コンパクトなフロントグリルも美しくデザインされている。

 サイドビューからは、この456GT/GTAが2+2のシートレイアウトを持つことを確かに感じさせるが、実際のキャビンは完全なフロントシート優先のデザインで、残念ながらリアシートの居住性はミニマムでしかない。

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