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ミニのスポーツバージョンも電動化!? EV版「ジョン・クーパー・ワークス」開発中

ミニ・ジョン・クーパー・ワークスに初の電動モデル

 独BMWは2020年12月2日、MINI(ミニ)のハイパフォーマンスモデル「ジョン・クーパー・ワークス(JCW)」の電動モデル「ミニJCWエレクトリック」を開発中であることを発表した。

  • 世界一過酷なサーキットといわれるドイツ・ニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)で開発中の「ミニJCWエレクトリック」

 ミニは現在、電動モビリティの拡大と、ブランドの特徴である「ドライビングの楽しさ」を体験できる新たなモデルを提供することに着目しており、それはミニのハイパフォーマンスブランドであるJCWの新たな可能性を開くものでもあるという。

 現在ミニは電動モビリティに関して、すでに大きな進歩を遂げている。2017年に発売されたミニ・クーパーSEカントリーマン(日本名:クロスオーバー)ALL4 プラグインハイブリッドは、いまではミニの全販売台数の5%を占めるようになり、また2019年に発売されたピュアEV、ミニ・クーパーSE(ミニE)のシェアは、発売から数か月で約10%に倍増した。

 こうした経験を踏まえ、ミニは現在、JCWの電動モデル開発の次のステップに向けて、準備を進めている段階だという。

 ミニ・ブランドの責任者であるベルント・ケルバー(Bernd Korver)氏は「ミニ・エレクトリックで、ミニというブランドらしいドライビングの楽しさと電動モビリティの組み合わせが、いかに優れているかを証明しました。いまこそジョン・クーパー・ワークスブランドのパフォーマンスに対する情熱を、電動モビリティに反映させるときが来たのです。そのために私達はJCWの電動モデル開発に取り組んでいます」とコメントした。

 ミニJCWエレクトリックの開発に力を入れていることは、ブランドの将来の方向性を考える上で、電動モビリティがいかに重要であるかを示している。

「従来のように内燃機関を搭載したJCWモデルは、世界中のJCW愛好家の要望やニーズに応えるために、引き続き重要な役割を担っていきます」とベルント・ケルバー氏。「電気の性能に新たに焦点を当てることで、JCWブランドの特徴をこれまで以上に引き出すことになるでしょう」とコメントしている。

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