化石になったポルシェが渋谷パルコに現る! ダニエル・アーシャムの実走可能なアート作品とは

ポルシェジャパンは、ポルシェと現代アーティストとのコラボレーション作品「Crystal Eroded Porsche 911」(クリスタル エローデッド ポルシェ911)を2020年11月19日、渋谷パルコで1日限定公開すると発表した。

駆動可能なアート作品

 ポルシェジャパンが、ポルシェと現代アーティストであるダニエル・アーシャムとのコラボレーション作品「Crystal Eroded Porsche 911」(クリスタル エローデッド ポルシェ911)を、渋谷パルコで日本初公開する。

 日程は2020年11月19日、1日限定での公開だ。

ポルシェと現代アーティストとのコラボレーション作品「Crystal Eroded Porsche 911」

 Crystal Eroded Porsche 911は、ポルシェのアイコンである911(最新の992型)を、ダニエル・アーシャムの象徴的なモチーフを外観に取り入れることによって完成した実走可能なアート作品だ。

 ボディ外観に白くマットな石膏素材を用いてクリスタルが埋め込まれており、911をポスト・アポカリプス的(終末的)なスタイルで制作している。これは911が時間が経過して化石化し、ボディ内部からクリスタルの結晶が出現したようにすることで、時間の流れや事物の有限性を見る者に問いかけるという狙いがある。

 またアーシャムは2年以上もの歳月をかけて、アーシャム自身の1986年型ポルシェ「911ターボ(930)」をフルレストアして最新の作品に仕上げている。それは、彼が幼い頃にスニーカーやカメラ、それに様々なポルシェ、特に伝説の「911ターボ」の絵を描いて時を過ごしていたときの情熱がインスピレーションとなって生まれたものだ。

 今回のCrystal Eroded Porsche 911に対し、ダニエル・アーシャムは次のようにコメントしている。

「私はいつも、劣化して侵食されても走れるような機能的なクルマを作りたいと思っていました。この作品は、まったくの新車を用いたという点でユニークなプロジェクトでした。

 過去にも別のクルマのプロジェクトで採用していたクリスタル化のアイデアを取り入れましたが、私が手掛けたなかでは初めてのドライブできる作品です」

 このアート作品は、アジア圏内で順次公開されており、今年開催された中国の成都国際モーターショー2020では多くの人を魅了した。

 日本ではファッション・アートの中心となる渋谷を舞台に、渋谷パルコの1周年記念パーティに合わせ1日限りの展示がおこなわれる。

●Crystal Eroded Porsche 911の作品展示詳細

 開催日時:2020年11月19日/11:00-21:00
 展示場所:渋谷パルコ 1F スペイン坂広場付近
 *雨天の場合、展示は中止となります。

●ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)

 1980年9月8日アメリカ・オハイオ州生まれ。ニューヨークを拠点に活動する、現在もっとも影響力のあるアーティストのひとりで、フューチャリズムを解体した作風が特徴。

 アーシャムは日常のありふれた物に新たな命を吹きこむことに成功している。構造で実験し、歴史的な観点から自身の問題を検討することで、形やデザインについて受け手の予想を裏切り混乱させ、過去と現在と未来が共存しうる世界への洞察をもたらしている。

 彼の精密さに対する甚大なこだわりは、自然の構造をゆがめるために物体を一緒に溶かしている際のわずかな変化すら見逃さない。

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