ポルシェ「911」でキャンプへGO! 911にルーフテント搭載は可能か?

コロナ禍において、オートキャンプが見直されている。キャンピングカーやトレーラーハウスも注目度が上がっているが、ルーフテントを愛車に搭載するスタイルがもっともホットだ。そこで、ポルシェ「911」にルーフテントを搭載して、新しいカー・アドベンチャースタイルを切り拓いたキーン氏の例を紹介しよう。

「911」でキャンプに出かけて10万km!

 996にはコールドエアインテーク、ラリーランプ、サスペンションを約1インチ下げるなど、わずかなモディファイがおこなわれた。

「そりゃ、完全に正気ではないよ(笑)。行き先によっては何度かオイルパンを岩にぶつけたこともある。だけど、重心は低くなる。こうする前は、ルーフテントを背負った状態でコーナーでは3輪走りになったこともあるけど、今なら確実に走ることができるんだ」

キーンのインスタグラムから、911のルーフテントを搭載するのがいまや流行になってきている

 このクルマがテントを付けたままで初めて本格的な遠征をしたのは、ラグナセカで開催された「レンシュポルト・リユニオン」への参加だった。アメリカ最大にして最高の評価を受けているポルシェミーティングだ。

「狂ってると思った純粋主義者もたくさんいたよ。でも、本当のポルシェブランドと、そのクルマがどれほど実用的かを分かってる人たちもいた。だからとても高く評価してもらえた」

 それ以来キーンはアメリカ中に旅をしてマイルを積み上げ、911をますます人里離れた場所へと連れて行っている。

「辺鄙な場所というのはたいてい、そこにつながる素晴らしい道があるんだ」と彼は簡潔に語る。「昼は峡谷の彫刻、夜は幾億もの星々、次の日もまた繰り返し。僕は、ポルシェを見られるなんて想像もできないような場所まで出かけていって、ルーフテント付きの911をぽつんと置くのさ」

 普段はキーンのキャンプの仲間は妻と愛犬のルーシーだが、最近は友人たちが一緒に来るようになり、連鎖反応は徐々に世界的なものになってきている。

「流行になってきてるね」と現在40歳のキーンは認める。「僕らは秋にスポーツカーのグループでラリーを開催して、太平洋岸北西部の山間部で砂利道や泥道をたくさんドライブした。仲間の一人は同じようにテントを乗っけた1988年型カレラを持っているよ。今じゃロシアや中国など、少なくとも1ダース以上のポルシェが同じことをしている。世界中に続々と出現しているんだ。とってもクールだね」

 新型コロナウイルスのパンデミックが発生する前、キーンはフォーミュラE選手権のヨーロッパ全戦を巡るという国際的な遠征をもくろんでいた。その計画は来年に先送りして、彼が最近取り組んだのは、アメリカ西海岸のポルシェゆかりの地を2週間かけて巡ることだった。

 ソノマ・レースウェイ、ウィロースプリングス・レースウェイを巡り、道中でロッド・エモリー(356レストアラー)、マグナス・ウォーカー(911コレクター)、パトリック・ロング(レーシングドライバー)といったポルシェ界のレジェンドたちと交流した。

 今では自身も有名人の仲間入りをしたキーンは、晴れの日も雨の日も雪の日も信頼できる相棒の996に乗ってアメリカを探検し続けて、ポルシェのコミュニティにシンプルなメッセージを広めている。

「自分のクルマを運転することを恐れないで」と彼はいう。「僕らのクルマはちょうど12万6000マイル(約20万km)を刻んだばかりだ。クルマは運転するためにあるんだから、外に出して運転してあげよう!」

 キーンの冒険はインスタグラムでフォローできる。インスタIDは@996roadtrip.

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