ミニバン乗り換え需要も多い!? 新型SUV メルセデス「GLB」に乗ってみた

2020年6月25日に、2代目に進化した新型「GLA」とともに日本に上陸したコンパクトSUVが「GLB」だ。GLA・GLBともにAクラスのFFアーキテクチャをベースにしたモデルだが、注目は4650mmの全長で3列シートを搭載したことだろう。その走りや室内空間はどうなのか。実際に試乗した。

20インチタイヤながら乗り心地も硬さを感じない

 今回試乗したのは「GLB250 4MATIC Sports(GLB250 4マティック スポーツ)」というトップグレードだ。GLBには他に150ps・320Nmを発揮する2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジン搭載で、前輪を駆動する「GLB220d」も用意される。

 このGLB250250 4マティック スポーツに搭載されるエンジンは、2リッター直列4気筒ターボチャージャー付きのガソリンだ。最高出力224ps/5500rpm、最大トルク350Nm/1800-4000rpmを発揮する。

 燃費はWLTCモードで12.0km/Lとなる。WLTCモードはハイスピード領域も含まれるから、この数字が実用燃費に近いと思われる。

メルセデス・ベンツ「GLB」のインパネ

 タコメータのレッドゾーンは6250rpmからだが、そこまで回す必要はない。ターボチャージャーにより、1800rpmからという低い回転数で350Nmという太いトルクを発生できるからだ。

 そして最高出力も5500rpmで発揮されるから、ガソリンエンジンでもターボチャージャーの威力を使って走るほうがスマートで、燃費にも良いだろう。組み合わされるトランスミッションは8速ATだから、Dレンジにしておけば自動的に最適なエンジン回転数を使って走ってくれるはずだ。

 試乗車のタイヤは235/45R20 96Wというサイズのブリヂストン「アレンザ001 MO」だった。GLB250 4マティック スポーツと、車名の中に「スポーツ」という言葉が入っているが、このサイズのSUVで20インチタイヤ装着というのは凄いと思った。

 実際に乗ってみると、1760kgの車重を受け止めてしっかりとグリップしている。きつめのブレーキングにも余裕のグリップで、高い制動力を感じることができる。コーナリングもハンドルを切っていくだけノーズは曲がってくれるから、安心感がある。4マティックによる安定性とあいまって、多人数乗車でも安心だ。

 乗り心地は、ハイトが低い20インチタイヤの硬さが感じられるかと思ったら、意外にも硬さは気にならなかった。

 その代わり、バネ上の上下動が大きいのがちょっと不満に感じた。乗員の人数、バネ、ダンパー、タイヤのマッチングが難しいのかもしれない。今回のように1人乗車の場合、フラットな路面では問題なかったが、少し荒れた路面やうねった路面では上下動が大きくなってしまう。

 GLBはユーティリティを優先した本格SUVと感じさせるのは、リアゲートを開けたときにウエットスーツを乾かすために引っかけるフックがあるとか、3列目シートにもUSB-Cポートを備えてスマホ充電が可能だとか、リアゲートをハンズフリーで開閉できるフットトランクオープナーなども備えている点だ。

 このサイズで、いざというときには7人乗れるというのはありがたい。2代目に進化した新型GLAとは兄弟モデルであるが、きちんと棲み分けができている。

メルセデス・ベンツ「GLB」の走り

GLB250 4MATIC Sports

・車両本体価格(消費税込):696万円
・全長:4650mm
・全幅:1845mm
・全高:1700mm
・ホイールベース:2830mm
・車両重量:1760kg
・エンジン形式:直列4気筒ターボ
・排気量:1949cc
・駆動方式:4MATIC(4WD)
・変速機:8速AT
・最高出力:224ps/5500rpm
・最大トルク:350Nm/1800-4000rpm
・燃費(WLTC):12.0km/L
・ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
・タイヤサイズ:235/45R20

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