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どうして旧い欧州車は黄色いヘッドライトが許されるのか?

 日本では2006年1月1日以降に製造されたクルマは、ヘッドライトが白色でなければならない、と規定されている。逆にいえば、それ以前に製造されたクルマは、黄色のヘッドライトでも大丈夫、ということだ。

 したがって、旧いフランス車のヘッドライトが黄色に光っていても、法規上問題はない。

  • 旧いフランス車には、イエローのヘッドライトがよく似合う

 旧いクルマで、ヘッドライトが白というよりは黄色っぽいシールドビームのクルマはもちろん、ハロゲン球を使っているクルマも、球が切れた場合には、現在売られている車検対応品を使って交換すれば、問題が起きることはない。

 さらにHIDヘッドライトの場合だが、こちらはさまざまな色温度のバーナー(バルブ)が販売されているが、おおよそ4300ケルビンから6000ケルビンの範囲内であれば、白色と認識されることが多い。

 それが3000ケルビン程度だと黄色と認識されやすく、逆に6000ケルビン以上であれば青色と認識されやすくなるため、バーナーの交換をする場合には数値の確認が必須となる。

 現在最先端となるLEDヘッドライトは、純正採用されているものの場合には、トラブルが起きたらディーラーでの修理が必要となる。

 ハロゲン球をLEDバルブに交換する場合は、やはり白色であることの確認が必要だが、それに加えて光度や、カットラインがハッキリしているか、という確認が必要となる。

 現在の車検では、ヘッドライトはロービームでの測定を基準にしているため、ヘッドライトが照らす範囲がはっきりしていて、そのほかの部分には光が漏れないようになっていなければならない。

●LEDバルブに交換する際の注意点

 しかし社外品のLEDバルブを取り付けると、製品によっては光点の位置が変わる場合があり、それが原因でカットラインがあやふやになってしまう可能性がある。LEDバルブ自体が車検対応品であっても、取り付ける車両のヘッドライトのレンズカットや、反射板の形状によっては車検に通らなくなる可能性がある、ということも知っておきたい。

 またフォグランプ(前部霧灯)の場合だが、こちらの色については、白色または淡黄色と規定されている。フォグランプというのは濃霧や豪雨のときに点灯するものなので、対向車や歩行者にこちらの存在を知らせるという意味があることから、黄色でもいい、ということになっているのだ。

 そのため、もともとはフォグランプに白色のバルブが取り付けられているクルマであっても、黄色のバルブに交換することは可能だ。

 ちなみに、悪天候以外でもフォグランプを点灯しているクルマをよく見かけるが、これは法令違反というわけではない。悪天候以外で点灯してはいけない、という規定は存在していないからだ。

 しかし、実際には、悪天候以外でフォグランプを点灯していると、他者に迷惑を掛けていることは間違いない。やはり悪天候時に存在を知らせるために存在しているリアフォグランプも、晴天時に点灯しているからといって、即違反、というわけではないが、これも後続車からすると迷惑きわまりない行為のひとつだ。

 無用なトラブルを避けるためにも、フォグランプやリアフォグランプの使いどころは、十分な留意が必要といえるだろう。

Gallery【画像】イエローのヘッドライトが許されるクルマって?(25枚)

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