黄色いライトは違反!? LEDライト交換の注意点まとめ

欧州クラシックカーではよく見かける黄色いヘッドライトだが、最近のクルマはすべて白色のヘッドライトである。その理由は何だろうか。

おフランスなクルマには、イエローバルブがよく似合う!

 昔のフランス映画を観ていると、ヘッドライトが黄色に点灯していたりする。
シトロエン「BX」などは、イエローバルブでなければ、どうもイメージが違う、と思えてしまうくらいだ。

 しかし現代のクルマのヘッドライトは、すべて白色に輝いている。これはなぜなのか。

かつてのフランス車のヘッドライトは黄色だったが、現在ではレーシングカーでしか見ることができないのはなぜだろうか

 もともとイエローのライトというのは、霧や降雪時の視認性確保のために採用されていたものだ。

 光というのは波長が長ければ長いほど、微粒子による散乱が少ないという特性を持っている。波長の長さによる色味の違いは、赤色がもっとも長く、黄色、緑色、青色と進むにつれて波長が短くなっていく。赤色よりも波長の長い光は、人間が見ることができない赤外線、青色よりも短い波長の光は、やはり見ることができない紫外線だ。

 では、視認性だけでいえば赤色が最強じゃないか、となるわけだが、赤色はその視認性の高さから、ブレーキランプに使われている。もしヘッドライトが赤だったら、走っているクルマがどちらに進んでいるのかわからなくなってしまう。

 そこで霧などでの視認性確保のために、イエローのヘッドライトが採用されるようになったといわれている。

 しかし実際には、黄色程度の波長では、視認性という点ではそれほど大きな違いはない。赤色にしても遠くから気付きやすい、という点はあるにせよ、たとえば懐中電灯の電球に赤を採用したら、霧のなかでも凄くよく見えるということはない。

 ただ、まわりから気付かれやすいという点では、メリットは確実にある。霧のなかで白色のライトを点灯していても、白く光るのみなのでまわりから見た場合にはわかりにくいが、黄色であればそこになにかがあると、周囲からは認識されやすいのだ。

 ただ、ヘッドライトを黄色にするためには、バルブに着色をしたり、黄色のカバーを取り付ける必要がある。そうすると、同じ出力でも光度が下がる。簡単にいえば、明るさが低くなってしまうのである。これは運転している側の安全性という面では、白色に比べて不利となる。

 こうした事情もあって、黄色のヘッドライトが主流だったフランス、そして地続きでフランス車が走行できるヨーロッパや、黄色のヘッドライトが認められていた日本でもヘッドライトは白色に限る、という制限が付けられるようになった。

 ちなみに、現在日本で開催されているスーパーGTでは、GT500クラスは白のヘッドライト、GT300クラスは黄色となっている。この理由は、後ろから来たクルマがGT500クラスかGT300クラスか、すぐに判別できるように区別するためである。

Gallery:【画像】イエローのヘッドライトが許されるクルマって?(25枚)