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ガンディーニ公認!! 知られざる「ディアブロ」限定モデルは今が狙い目!

知られざる「ディアブロ」限定モデルとは?

 ディアブロ VT ミレニアム・ロードスター(以下ミレニアム・ロードスター)は、アメリカ市場向けの専売モデルということもあり、ランボルギーニのファンにも知名度はさほど高くはないのかもしれない。ただそれは逆にコレクターズアイテムとしての価値を高めることになるだろう。

  • 最初のオーナーによって、独自にペイントが施された「ディアブロ VT ミレニアム・ロードスター」(C)Bonhams

 ミレニアム・ロードスターの最大の特徴は、クーペモデルが2000年モデルで6リッターエンジンを搭載したにもかかわらず、従来までの5.7リッターエンジンを使用していることである。

 正式な発表は2000年のNAIAS=デトロイト・ショーでおこなわれ、専用のボディーカラーとして、チタニウム・メタリックが設定されていた。

 メカニズム的には、それまでの「VTロードスター」と同一だが、ファイナルは2.41から2.53へと変更され、カスタマーはよりダイナミックな加速を楽しむことが可能になった。参考までに今回の出品車は、新車から2万3509マイル(約3万7614km)の走行距離を刻んでいる。

 さらに人目を引くのは、ボディのボトム部やリアのピラー、そしてリアウイングなどが、最初のオーナーによって独自にペイントされていることだろう。

 本来のミレニアム・ロードスターは、前で触れたとおりチタニウム・メタリックのモノカラーで、このカラー・コンビネーションをどう評価するのかもオークションでは大きな要素となることは確かだ。

 だがボナムス1793の解説によれば、このミレニアム・ロードスターが参加したイタリアのショー・イベントで、デザイナーのマルチェロ・ガンディーニはそれを称賛し、その記念にダッシュボードに署名をおこなったという。

 現在このモデルは、20万−25万ドル(邦貨換算約2100万−2700万円)でオークションを継続中だ。発表時には30台の限定車とされたミレニアム・ロードスターだが、実際に販売されたのは10台程度ということだから、その希少性はきわめて高いといえるだろう。

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