3人に1人は愛車のタイヤ銘柄を知らない!? 知っておくべきタイヤの基礎知識とは

タイヤはクルマのなかで路面に接している唯一の部品だ。重量1トンを軽く超えるクルマを安全に運転するには、タイヤの存在は欠かせない。そこでタイヤの基本的な役割をあらためて考えてみたい。

女性の3人に2人は夏タイヤか冬タイヤか知らずに運転

 そのアンケートで、愛車が夏用タイヤを装着しているのか、冬用タイヤを装着しているのかを質問したところ、男性の18%、女性の66%が「知らない」と回答している。

スノー路面やアイス路面など冬の路面はサマータイヤでは走ることができない。安全のため、必ずスタッドレスタイヤなどの冬タイヤで走ること

 つまり女性ドライバーの3人に2人は、愛車のタイヤがサマータイヤなのかスタッドレスタイヤなのかを知らない、ということになる。男性ドライバーでも5人に1人は理解していないということだ。

 北海道や東北などの降雪地域に住むドライバーは、冬の季節には必ず冬用タイヤを装着しているはずなので、この結果はおもに東京や名古屋、大阪など、非降雪地域のドライバーになるはずだが、愛車が夏用タイヤを装着しているのか冬用タイヤを装着しているのかわからないということは、冬に突然降った雪の際に、サマータイヤで走行する可能性があるということになる。

 雪道をサマータイヤで走行すると、自分が思っている以上にグリップしない。単独事故ならば「自己責任」という言葉で片付けられるのかもしれないが、歩行者や他のクルマを巻き込む可能性もある。愛車のタイヤがサマータイヤなのかスタッドレスタイヤなのか、あらためて確認したほうがいい。

 では、スタッドレスタイヤとサマータイヤを見分ける方法はどんなものがあるのだろうか。

 トレッドパターンを見れば、スタッドレスタイヤは複雑な細かい溝が刻まれているので、サマータイヤとの違いは一目瞭然だ。またサイドウオールに「STUDLESS」という表記があるので、それがあるタイヤはスタッドレスタイヤということになる。

 最近流行している冬用タイヤ「オールシーズンタイヤ」の場合は、サイドウオールに「snow」表記や、「スノーフレークマーク」と呼ばれるものが付いている。このタイヤの場合、高速道路で「冬用タイヤ規制」となったとしても、スタッドレスタイヤ同様に走行することが可能だ。

スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤなど冬タイヤには、サイドウオールに「snow」という文字が刻印されている

 逆に、夏の季節にスタッドレスタイヤを装着したままだとどうなるのだろうか。

 スタッドレスタイヤはサイプが細かく刻まれているので、静粛性は基本的にサマータイヤに比べると悪くなる。またスタッドレスタイヤは比較的ウエット路面に弱いため、雨の季節はサマータイヤのほうが安全だ。

 またトレッドゴムの減りが早く、コスト的にも夏場にスタッドレスタイヤを装着し続けるメリットはない。

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 タイヤはゴムでできているため、走行が増えれば摩耗もするし、長い間使用すれば劣化も起こる。つまりタイヤは消耗品なのだ。そのことをまず理解することが、安全安心のドライブにつながるということを頭に入れておきたい。

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