100万円台でも極上中古が手に入る!? 2世代前のE90型 BMW「3シリーズ」の魅力とは

BMW「3シリーズ」といえば、Dセグメントのセグメントリーダーとして確固たる地位を築いている人気モデルだ。現行型で7代目となる3シリーズだが、2世代前の5代目「E90」型は、中古市場でだいぶこなれてきた感がある。そんなE90型3シリーズの魅力を紹介しよう。

程度の良いE90を見つける方法

 E90からフロントサスペンションは、上級車と同じダブルリンクストラットになり、ますます走りの質感も高まっている。

 320iは4気筒エンジン、330iは6気筒エンジンだ。4気筒でも十分に走り、フロントが軽いからハンドリングも軽快だ。いつでも力強く走りたいなら6気筒を選ぶといい。このころの330iは、まだターボエンジンではなく自然吸気で、その滑らかさは他メーカーのモデルにはない魅力を持っている。

E90型3シリーズのインパネ。初期のiDriveが見える

 E90は、iDriveも備えている。2001年にデビューした7シリーズ(E65)に初めて搭載したコントロールシステムと同じものが、2005年登場E90型3シリーズにも装備された。

 最新のiDriveは音声入力もできるようになって進化しているが、当時のiDriveも慣れてくると使いやすい。ただしナビの地図データは古くなっているため、アップデートしなければ使えないかもしれないということは覚悟しよう。

 このころにはヘッドライトも明るいキセノンライトが付くようになったので、安全性も向上している。

 リモコンキーに関しては、色々なことができるので、これも操作の仕方を覚えると便利に使える。たとえば、ロックを長押し(キーのBMWマークを押し続ける)すると、開いている窓ガラス、サンルーフが自動で閉まるとか、逆にドアロック解除ボタンを長押しすると窓が全部開くという裏技がこの時代からあった。

 ドアミラーの調整スイッチを運転席側にしておくと、ATセレクターを「R」に入れたときに助手席側のドアミラーが少し下向きになり、車庫入れがしやすくなるという技も使える。下向きにしたくないなら、調整スイッチを助手席側にしておけば勝手に動かない。

 中古車展示場に行ったときに走行距離をチェックしたければ、ドアが開いていればキーがなくても見る方法がある。それはトリップメーターのゼロ戻しボタンを押すだけ。10数秒表示してくれるから試してみるといい。

 Mスポーツは車高が15mm低くなって、タイヤとホイールもインチアップしているから、見た目はスタイリッシュだ。

E90型3シリーズ。全長4540mm×全幅1800mm×全高1430mm、ホイールベースは2760mm(320i)だった

 ただし乱暴に乗られたクルマを選ばないようにしたいところだ。ブレーキローターがギザギザでレコード盤のようなスジが入っている中古車はオススメできない。後々タイヤを交換するとか、スタッドレスタイヤを履くという予定があるなら、Mスポーツよりもノーマルグレードを買ったほうが安く上がる。

 ATはトラブルがあると軽く50万円以上かかってしまうから、そこは試乗してチェックするといい。エンジンをかけて暖まった状態になってから、PレンジからDレンジに操作したとき、ギアがつながるまでに時間がかかる中古車は選ばないほうがいいだろう。

 Dレンジに入れたとき、ガクンというショックが大きいのは、プロペラシャフトのジョイントやデフギアのバックラッシュ(遊び)が大きくなっている可能性があるので要注意。

 試乗して変な音がしないことも重要なチェック項目だ。

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