世界最古の「ワーゲンバス」が誕生から70年 愛され続けるVW「タイプII」とは

ドイツ・フォルクスワーゲン商用車部門は2020年8月5日、いまからちょうど1950年に作られたワーゲンバス、フォルクスワーゲン「タイプII」の現存する最古のモデル「ソフィ」が70周年を迎えたと発表した。

70年前の8月5日に生産された最古のVWバス「ソフィ」

 ドイツ・フォルクスワーゲン商用車部門は2020年8月5日、いまからちょうど1950年に作られたワーゲンバス、フォルクスワーゲン「タイプII」の現存する最古のモデル「ソフィ」が70周年を迎えたと発表した。

1950年製VWタイプII「ソフィ」

 いまから70年前の1950年3月8日、フォルクスワーゲンは「タイプII」の生産を開始した。ドイツでは「ブリ(=ブルドッグ)」という愛称で知られるタイプIIの第1世代(T1)は、1967年まで製造された。

 初期型のタイプIIはほとんど残っていないが、現存最古のタイプIIと呼ばれるモデルがある。ソフィという女性の名前が付けられたシャシ番号「20-1880」の青いタイプIIは、1950年8月5日に生産ラインをとおって誕生した。

 その後、ソフィはドイツ・ヒルデスハイムで23年間もの間、さまざまな商品を届けていた。その後1973年から1992年まで、さまざまなVW愛好家の手にわたったが、当時はこの種の商用車の需要は大きくなかったという。

 1992年、誕生から42歳を迎えたソフィは、デンマークのコレクター、トニーの手に渡った。そのときソフィは19年間動かされていなかったために、最初のフルレストアが施された。この際にシャシナンバーが調べられたことで、その希少性が明るみになったという。この際、デンマークに納車された最初のタイプII(T1)にちなんで、シャシ番号20-1880に「ソフィ」という名前がはじめて付けられた。

 2000年のはじめにもフルレストアを実施。ヨーロッパ中で開催されるVWのコンテストに参加し、ソフィは多くの賞を受賞する。

 その後、ソフィは2014年末にVW商用車のオールドタイマー部門に売却、現在はドイツ・ヴォルフスブルクにあるVW博物館に展示されている。

1950年製VWタイプII「ソフィ」のテクニカルデータ

●製造年:1950年
●ボディカラー:ダブブルー
●シャシ番号:20-1880
●エンジン:空冷水平対向4気筒・1131cc
●エンジン最高出力:25ps/3300rpm
●全長:4100mm
●全幅:1700mm
●全高:1900mm
●車両重量:990kg

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