1000万円ちょっとで「テスタロッサ」が手に入る!! いまこそ手に入れたいバブルの貴公子

バブル時代に憧れの象徴だったフェラーリ「テスタロッサ」。ボディカラーは定番のレッドか、オーラ漂うホワイトが人気だったが、RMサザビーズの「オープン・ロード・ザ・ヨーロピアン・サマー・オークション」にバブル時代を象徴するかのような紅白2台のテスタロッサが出品された。気になる落札価格はどれほどであったのだろうか。

バブルの象徴「テスタロッサ」もいまやクラシケに!

 フェラーリのクラッシックカー部門、フェラーリ・クラシケが定めた、クラッシック・フェラーリの定義は、新車でのデリバリーから20年以上を経過したモデルのことである。

 したがって2020年の現在からさかのぼるのならば、2000年以前に生産されたモデルは、すべてクラシケとされることになる。

バブル時代には富の象徴として敵なしだった「テスタロッサ」は、いまや1000万少しで入手可能だ(C)2020 Courtesy of RM Sotheby’s

 今回紹介する1980年代製の12気筒ミッドシップ「テスタロッサ」は、もちろんその定義からすれば正真正銘クラシケの資格を持つモデルである。それだけに最近では、フェラーリ・クラシケの正式な認定を得ようとするテスタロッサも、相当な数にのぼるという。

 オークション・シーンにおけるテスタロッサ、そしてその進化型である「512TR」、「F512M」の動きもよい。とりわけ最後のプロダクション12気筒ミッドシップとなったF512Mの人気は高いが、この世代のファーストモデルであるテスタロッサは、その優美なスタイルで多くのファンの目を魅了する。

 さまざまなオークションのリザルトを見ても、特に割高な印象はしないから、フェラーリの世界を楽しむには最高の1台なのかもしれない。

フェラーリ「テスタロッサ」(1986年製)は、予想落札価格7万ユーロから8万5000ユーロを上回る9万1300ユーロで落札された(C)2020 Courtesy of RM Sotheby’s

 先日開催されたRMサザビーズの「オープン・ロード・ザ・ヨーロピアン・サマー・オークション」にも、2台のテスタロッサが出品されていた。

 1台はセンターロック式のホイールと、ピラーの中央付近左右にドアミラーが装着されていることからも分かるように、テスタロッサとしては比較的早い時期にデリバリーされた1986年型である。最初のデリバリー先はスイスで、2005年にはノルウェーのオーナーの手に渡った。

 現在の走行距離は1万5200km。ロッソコルサのオリジナルカラーやインテリア、ドキュメント類はすべて完全な状態だが、RMオークションによれば、EUの輸入時に支払いが必要となる関税や輸入手数料、管理手数料等々、さまざまな金銭が未納のままになっているという。

 つまり落札者はそれを加えた金額を落札価格に加えて支払う必要があるとうわけなのだ。参考までに今回の落札価格は9万1300ユーロ(約1023万円)。コンディションや必要経費を考えれば、十分に魅力的な価格といえる。

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