6割以上がSUV!? コロナ禍でも強さを見せるポルシェの世界販売とは

ポルシェAGは2020年7月17日、2020年上半期の世界新車納入台数を発表した。

911シリーズは全体の約15%

 ポルシェAGは2020年7月17日、2020年上半期(1月から6月)の世界新車納入台数を発表した。

ポルシェ「カイエンSクーペ」

 2020年上半期の全世界での納車台数は全体で11万6964台で、前年同期比はマイナス12%となった。これはCOVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大による世界各国でのロックダウンと、それにともなう数週間のポルシェセンターの閉鎖により起きたものだという。

 モデル別に見てみると、ポルシェのラインナップで「カイエン」がベストセラーモデルとなり、3万9245台を納車。続いてマカンが3万4430台となった。これら2台のSUVを合計すると7万3675台となり、ポルシェ全体の63%がSUVということになった。

 911シリーズは1万6919台で、前年同期比でプラス2%を記録。またポルシェ初の市販ピュアEVモデル「タイカン」は、期の途中からの登場にもかかわらず4480台を納車した。

 地域別で見てみると、欧州市場では3万2312台と前年同月比マイナス18%、北米市場では2万9102台と同マイナス21%となったが、中国市場では4万2608台で同マイナス7%、アジアパシフィックでは5万5550台で同マイナス3%と、落ち込みは少なかった。

「第2四半期、とくに米国とヨーロッパでコロナウイルス危機の影響を引き続き感じましたが、良い傾向が見られます。ここでの重要な要因は、これらの市場のほとんどすべてのポルシェセンターがまだ閉鎖されていた4月でした」とポルシェAGの販売およびマーケティングの執行委員会のメンバーであるデトレフ・フォン・プラテン氏はコメントする。

「これは比較する対象として、2019年の第2四半期は非常に好調でした。しかし、私たちは自信を持っており、今年の後半に取り組むときにエネルギーに満ちています。中国や他のアジア市場での継続的な前向きな発展は、ここでも私たちを助けます」

 フォン・プラテン氏によると、まだ完全に正常に戻っていないにもかかわらず、ヨーロッパの状況は5月以来良い方向に緩和されているという。

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 日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した2020年6月度の輸入車新規登録台数によると、ポルシェは2020年6月単月で805台と前年同月比でマイナス1%と、ほぼ横ばいの数字になっている。2020年上半期では3766台で、前年同期比116.3%と、このコロナ禍の状況にもかかわらず2ケタのプラス成長という結果となっている。

 ポルシェは輸入ブランドとしては全体の9位になるが、上位8ブランドはいずれもマイナスとなっており、ポルシェのブランドとしての強さを見せつけている。

 なお、韓国市場でも4242台と、前年同期比で2ケタの成長率を示しているという。

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