「80スープラ」が約1500万円!! バブルを賑わせた日本車の海外オークション最新情報!

1980年代から1990年代の日本のヤングタイマー・クラシックが、海外に数多く流出しているが、いま海外のオークションではどれくらいの価格で落札されているのだろうか。また、新型コロナの影響は、日本のヤングタイマー・クラシックにどのような影を落としているのだろうか。

日本製品が世界を席巻した時代の日本車の海外での評価はいかに?

 ここ数年、アメリカを中心とする海外では、1970年代までに生産された日本製クラシックカー、あるいは1980年代から1990年代のヤングタイマー・クラシックたちの人気およびマーケット評価が急上昇していることをご存知の方も多いだろう。

●トヨタ・スープラ・ツインターボ・エアロトップ(1993年)

約1455万円で落札された1993年型トヨタ・スープラ・ツインターボ・エアロトップ(C)2020 Courtesy of RM Sotheby’s

 最高潮の時期には、邦貨換算で1億円越えの落札も見られたトヨタ「2000GT」を筆頭に、海外では「HAKOSUKA」の愛称で呼ばれる元祖「スカイラインGT-R」や、S30系「フェアレディZ432」なども、数千万円で取り引きされる事例が続出している。

 そしてその人気は、1970年代以前の真正ジャパニーズ・クラシックから、1980年代から1990年代のヤングタイマーにも波及しているようだ。

 近年ではアメリカにて、日本製車両&パーツを用いたカスタマイズから転じて、ジャパニーズ・クラシックカーそのものの総称となっている「JDM(Japanese Domestic Market)」は、いまやクラシックカー/コレクターズカーの国際オークションにおいても確固たるジャンルのひとつとなりつつある。

 そんな日本車人気を象徴する出来事のひとつとしてVAGUEが注目したのは、今年3月のオークションを舞台に、トヨタ「スープラ(80型)」が巻き起こした旋風である。

 現在、世界を震撼させている新型コロナウイルス禍に突入する直前、この分野における最大手オークショネア「RMサザビーズ」が3月6日・7日に開催した、現時点においては最後となってしまったリアルな対面型競売「Amelia Island(アメリア・アイランド)」オークションでは、1993年型トヨタ・スープラ・ツインターボ・エアロトップが、12万5000ドルから15万ドル(約1325万円から1590万円)というエスティメート(予想落札価格)とともに出品された。

 北米仕様の左ハンドル車なので、厳密には「JDM」とはいえない個体なのだが、ワンオーナー車で走行距離が9897マイル(1万5836km)と少なかったことに加え、新車時のオリジナリティをパーフェクトに保っていたこと、そしてなにより、アメリカでは希少なエアロトップであることに、映画『ワイルドスピード(原題The Fast and the Furious)』でのカリスマ的人気も相まって、手数料を合わせればエスティメートに到達する13万7200ドル(約1455万円)という超高値で落札に至った。

●トヨタ・ランドクルーザー(1965年)

約660万円で落札された1965年型トヨタ・ランドクルーザー(C)2020 Courtesy of RM Sotheby’s

 また同じく今年の「アメリア・アイランド」オークションにおいては、近年のアメリカにおけるジャパニーズ・クラシック趣味を象徴するかのような、個性的な1965年型トヨタ「ランドクルーザー」も注目を集めることになった。

 今や世界的な人気モデルとなり、邦貨換算で1000万円にもおよぶ落札さえ見られることもあるランドクルーザー40系だが、この時出品された車両はもとより希少なピックアップトラック型ボディの「FJ45」に、より新しい世代のGM製5.7リッター「ラムジェットV8」エンジンをコンバートした、いわゆる「レストモッド」車両であった。

 通常この種のカスタムカーは、市場における評価が分かれる場合が多い。でも、手数料込みで6万1600ドル(約660万円)という落札価格は、ランドクルーザー40系という日本製クラシック・クロスカントリーカーが、既に国際マーケットでも一定の地位を築いていることを、顕著に示しているかにも感じられたのである。

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