ようやく登場したレクサス新型「IS」 その始祖のモデルにはワゴンタイプもあった

新型コロナウイルス禍などにともない延期されていたレクサス新型「IS」の世界初公開が、2020年6月16日におこなわれた。世界でも人気の高いレクサスISだが、その歴史をたどると1台のモデルに行き着く。世界中の市場で初代レクサスISとして発売される1年も前に、日本で登場した「アルテッツァ」とはどんなクルマだったのか。

3リッターエンジンを搭載したワゴンモデル「アルテッツァジータ」

 2001年5月には初のマイナーチェンジをおこない、フロントグリルが海外のレクサスISと同じデザインに変更されている。

 そして、2001年7月2日に登場したのが「アルテッツァジータ」だ。

初代レクサス「ISスポーツクロス」のイギリス仕様

 これは、アルテッツァをハッチバック風のステーションワゴンボディとしたモデルで、海外では「レクサスISスポーツクロス」というモデル名で販売されていたもの。

 全長4505mm×全幅1725mm×全高1420mm、ホイールベース2670mmで、荷室容量は通常時が390リッター、後席を倒すと620リッターを確保していた。

 アルテッツァジータには、2リッター直列6気筒「1G-FE」エンジンのほか、海外のレクサスIS300にも搭載されていた220ps・294Nmを発生する3リッター直列6気筒「2JZ-GE」エンジンを用意。さらにこの3リッターエンジン搭載車には4WDモデルも設定されていた。

 当時の車両価格は、2リッター直6エンジン搭載のアルテッツァジータ「AS200」が218万円から274万円、3リッター直6エンジン搭載のアルテッツァジータ「AS300」が276万円から328万円だった。

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 世界ではレクサスが飛躍したモデルとして高い人気を誇った初代ISだが、日本でのアルテッツァは前評判が高かったものの、ヒット作といえるほどまでの人気は得られならなかった。
 
 販売終了からすでに15年が経っているが、中古車市場では、アルテッツァはまだ豊富に残っている。ただし、とくに6速MT車は改造車や走り込まれたものも多く、程度の良い中古車を探すのはなかなか大変だという。

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