テレワークはソロキャンプで。仕事がはかどるテント3選

現在、他県への移動は憚られるものの、個の空間づくりの上でも目が離せないのがキャンプシーン。これからは大人数よりソロやデュオキャンプがさらに加速化しそうな予感大だ。

生活や働き方の変化も見据えた、大人のソロキャンプスタイルとは何か? VAGUE流のQuality of High Lifeな大人のためのソロキャンプを紹介しよう。

ひとりの時間をニンマリ楽しむ。これからの大人のスマートソロキャンプ

 アウトドアシーンでいま熱く盛り上がっているソロキャンプ。ひとりで焚火や調理を楽しんだり、倒木や枝木を使って斧やナイフで設備を作りあげるブッシュクラフトにトライするなど、楽しみ方やスタイルも広がりを見せている。

 しかも、これからしばらくは、三つの密を守らねばならない時代へとシフト。こんな時代を楽しく心豊かに過ごす手段として、個人の空間が実現できるソロキャンプシーンは目が離せない存在といえそうだ。

 本来、キャンプは日常を忘れて楽しむべきもの、仕事などは持ち込みたくはないのだが、こんな時代だからこそ、キャンプ好き、アウトドア好きなら時間をうまく使って自然のなかで仕事するスタイルがあっていいのではないだろうか。今回は、働くとアウトドアのいい関係を目指す、キャンピング・リモートワークを提案したい。

急な風雨や冷え込みは、アウトドアでは当たり前。パソコンやスマホにもよろしくない。そんな時、広い前室付きのテントであれば、タープをかけた屋外スペースのバックアップスペースとして利用できる

●実は自然環境下のほうが作業効率があがるらしい!?

 アイデア出しや企画を考えるのに、場所を変えたり、屋外に出てやってみると意外と考えがまとまったり、ひらめいた経験はないだろうか。

 事実、長野県信濃町などによれば、自然環境下でのリモートワークのメンタルヘルスや脳波を測定したところ、自然のなかでのリモートオフィス環境が都内のオフィス環境よりも作業処理速度や正確さの両方で効果があった、という報告もされている。

 それに、かつての文豪などは自然豊かな静かな場所に長逗留してアイデアを絞ったり、書き上げたりしている。自然環境のなかで仕事をすることは、決して間違っているアプローチではなさそうだ。

●キャンピング・リモートワークなら通信環境の確認や電源の確保は必須

 とはいえ、キャンプは快適で便利な旅館や別荘とは違う。キャンプに仕事を持ち込む場合、場所を選ぶ必要も出てくるだろうし、仕事を考えたレイアウトやギアの選定も必要になってくる。

 通信環境の有無や電源の確保は必須だろう。また、時期によっては気候や自然環境にも注意する必要もある。例えば、日本の夏はさすがに蒸し暑く、虫も多くなるので、標高の高いキャンプ場を選ぶといった具合だ。

 しかし、元来、不便さや不自由さを楽しむのがキャンプ。情報を駆使し工夫すれば、きっと両立は可能であることは間違いない。

●急な天候にも対応。自然の中ではバックアップスペースを考える

 さて、キャンプでリモートオフィスづくりを実践する上で、まず気にすべきは、急な天候の変化への対応だろう。なにしろパソコンやタブレットは精密機器。防塵防水仕様ならまだしも、一般的なデバイスにとっては、ほこりや雨水は大敵である。

 普通のキャンプでもそうだが、夕立をはじめ、山間部での急激な天候の変化、寒暖差による風雨や結露に見舞われることもしばしば。数日間の連泊を前提にすれば、なおさら天候は気になるところだ。

 そうした天候の変化を想定すると3つのスペースを用意することが理想となってくる。1つは「自然のなかで心地よく仕事できる屋外のスペース」、すなわちタープ下。2つ目が「風雨や寒さを回避する屋内のスペース」、これはテントの前室。そして3つ目が「強い冷え込みや地面が水浸しになった場合の屋内のスペース」、そうテントのなかだ。

 いわば後者2つはバックアップ用スペースの考えである。それに、この3つ場所があれば仕事のスペースとは別に休息するスペースもできる。例えば、屋外を仕事場にしたら、屋内のリビングでは、休息タイムにコーヒーを沸かしたり、寛いだりと、仕事の合間にキャンプらしい時間が楽しめるのだ。

●適度な広さの空間が快適さを生む。おススメはデュオキャンプな仕様

 では、揃えるならどんなギアを選ぶべきだろうか。まずここでは、テントやタープなど居住空間について触れてみたい。

 ソロキャンプは1人だからこそのシンプルな装備とその手軽さが魅力なのだが、ワークスペースという考えを持ちこむと、前述のように空間の余裕や装備が欲しくなる。

 だからといってソロなのにファミリーキャンプ向けの大きいが重くなるものは避けたいところ。1人が前提であるから、ムダな労力を避けたいし、急な撤収にも備えられるよう、なるべくスマートに最小限にとどめることが大事なポイントになる。

 そこで提案したいギアが、デュオキャンプの装備だ。テントもタープもソロ用ではなく2人用がいい。いわばもう1人分の空間や大きさを、快適なワークスペースとして活用するという考え。カップルや親子2人などペアでキャンプに行く際にも便利なので揃えておいてもいい仕様だろう。

Gallery:【画像】アウトドアでスタイリッシュで役に立つテント&タープ5選(21枚)