2020年5月の輸入車登録は激減! それでも「勝ち組」のブランドとは

日本輸入車協同組合(JAIA)は2020年6月4日、同年5月度における輸入車新規登録台数を発表した。

こんな状況下でも前年比プラスのジープやポルシェ

 日本輸入車協同組合(JAIA)は2020年6月4日、同年5月度における輸入車新規登録台数を発表した。

輸入車ブランド7位のジープは2020年1-5月の登録台数が4612台と、前年比で106.1%を記録している

 2020年5月度の外国メーカー車の輸入車新車登録台数は1万2522台となった。これは前年同月と比べ46.4%の減少となった。

 同年4月度は1万1164台で前年同月比36.9%減少、同年3月度は3万1888台と前年同月比13.1%の減少だったので、5月度の減少率は高くなっている。

 これは、新型コロナウイルス感染拡大により、政府が4月16日から特別措置法に基づき緊急事態宣言を全都道府県に拡大したことによるものだ。

 ただし、5月25日に全国で緊急事態宣言は解除されたということもあり、6月度以降の減少率は下がると予想される。

 1月からの累計は9万3128台で、前年同月と比較し20.9%の減少となっている。

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 車名別輸入車新規登録台数を見てみると、1月から5月の累計台数のトップはメルセデス・ベンツの2万383台(前年比79.7%)、2位はフォルクスワーゲンで1万5236台(同79.0%)、3位はBMWの1万2600台(同68.6%)だ。
 
 以下、4位はアウディの7463台(同84.2%)、5位はBMWミニの6759台(同68.6%)、6位はボルボの6271台(同85.6%)と続いている。

 このように、前年比でマイナスとなっているブランドが圧倒的に多いなか、それでも健闘しているブランドがいくつかある。

 輸入車ブランド7位のジープは、1月から5月までに4612台を登録。前年比で106.1%と、この状況下にあっても前年超えを達成している。2020年第1四半期の販売台数も過去最高を記録しているのだ。

 これは、ジープブランドの限定車を細かくリリースしていることに加え、5月1日は業界に先駆け、新型コロナウイルス感染症に関連する販売施策として、独自のローン商品「スキップローン」を導入したことも大きい。

 このスキップローンとは、5カ月間ローンの支払いなしでジープ車を手に入れることができるローンだ。また商談に関しても、電話やメールなどを最大限に活用しているという。

 また9位のポルシェは2961台と、前年比122.2%を達成。またシトロエンも1627台で前年比114.2%となっている。

 フェラーリは481台で前年比157.2%、ランボルギーニも343台で115.5%と、台数自体は少ないながらもスーパーカーブランドが強いのも特徴といえる。

 国産ブランドに比べると輸入ブランドはもともと個性が強いのだが、そのなかでもオンリーワンといえるようなモデルを持つブランドが「勝ち組」になっているといえるだろう。

 ドイツ・プレミアムスリーと呼ばれるメルセデス・ベンツやBMW、アウディも、このまま手をこまねいているわけにはいかない。

 メルセデス・ベンツは新型「GLA」、ニューモデルの「GLB」や改良新型「Eクラス」、BMWは改良新型「5シリーズ」、アウディは新型「A3スポーツバック」など、有力なニューモデルを2020年中に導入予定で、前半の不調を巻き返すはずだ。

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