カーボンやアルカンターラは当たり前!? マクラーレンの最新内装素材「スーパーファブリック」って何?

スーパースポーツの世界に快適さを持ち込んだマクラーレンは、インテリアに使う素材にもこだわりを持っている。英国ウォーキングにある、近未来的なマクラーレン テクノロジー センターのイメージに通じる、近未来の新素材とはいったいどんなマテリアルなのだろうか。

マクラーレンが採用するスーパーファブリックは軍事用だった!!

 マクラーレン・テッククラブの新しい動画では、マクラーレン「GT」のために選ばれたユニークでハイテクなインテリア素材の裏話が取り上げられている。

 マクラーレンGTは、伝統的なグランドツーリングのフィロソフィーを、マクラーレン独自の新しい解釈によって作られた革新的なクルマだ。もちろん、インテリアにも革新的な素材が使われているのだが、それはどのようなマテリアルなのだろうか。

マクラーレンGTは、伝統的なグランドツーリングのフィロソフィーを、マクラーレン独自の新しい解釈によって作られた革新的なクルマ

 たとえば、マクラーレンのデザインチームは、ラゲッジスペースやシートなどのトリムに従来のカバーリングに代わるものを模索した結果、操作系の外観やテクスチュアもインテリアデザインにとって重要であることに気付き、精密でありながら機能性にも優れ、見た目の美しさと技術的な美しさを兼ね備えたローレット加工を施したアルミニウムを採用している。

●新素材スーパーファブリックを使用

 マクラーレンは、デザインとエンジニアリングのあらゆる面で軽量化を追求しており、それはGTのインテリアも例外ではない。

 そこで、ラゲッジベイのフロアのカバーリングには、元々は軍事用や航空宇宙用に開発されたスーパーファブリックと呼ばれる新素材が採用されているのだ。

 この革新的なフェブリックは、小さなアーマードガードプレートの層で構成されており、汚れや切り傷、擦り傷などを防ぐ役割を持っている。

 通気性がよく、手入れが簡単で速乾性に優れたスーパーファブリックの表面には、六角形パターンのエンボス加工が施されており、保護効果を高めている。

●アルカンターラだけでなくカシミアも

 マクラーレンのデザインフィロソフィーは、「すべてには理由がある」。この哲学をインテリアでも実現するために、ファッションやライフスタイルなどからインスピレーションを受けた最高級の素材を使い、新たなエクスクルーシブなカラーも開発している。

 GTに標準装備されるのは、しなやかなナッパレザーだ。これに飽き足らないカスタマーには、ソフトグレインのラグジュアリーなレザーやアルカンターラにアップグレードすることが可能だ。

 ちなみにGTに使われている最高級のレザーは、すべてスコットランドのブリッジオブウィアー社のものが使用されている。

 またカシミアは、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)の特別オプションとして、ダブグレーとジェットブラックの2色をラインナップ。ウールのなかでもっとも柔らかく、もっともラグジュアリーな素材をスーパーカーの市販モデルに採用したのは、マクラーレンが初である。

 マクラーレン・オートモーティブのカラー&マテリアルデザインマネージャーであるジョー・ルイス氏は次のように語っている。

「マクラーレンにとって、革新的な新しいインテリア素材を導入することは大きな挑戦です。

 GTでは、美しさとラグジュアリーを追求しましたが、それに私たちがデザインするすべてのクルマがもつ機能性と先進技術を加えて、すべてを非常に現代的な方法で実現しました。

 素材は見た目や手触りだけでなく、軽量化、さらに使用時のパフォーマンスも優先するという、私たちの要求を満たすものでなければなりません」

Gallery:【画像】カシミヤや軍事用に開発された素材を使ったマクラーレンGTの革新的なインテリアとは?(21枚)