2000年代に大流行したフランスメーカーの人気が再燃!? いま「プジョー」が好調な理由とは

輸入車の登録台数が減少しているなか、フランスの自動車メーカー「プジョー」が好調だ。2019年暦年、そして2019年度(2018年4月から2019年3月)においても14年ぶりに1万台を突破し、2020年もニューモデルの投入でさらに上を目指している。プジョーが好調な理由とはなにか。

14年ぶりに登録台数1万台を突破

 日本自動車輸入組合(JAIA)は、2020年4月に2019年度(2019年4月~2020年3月)の輸入車新規登録台数を発表した。その内容を見ると、2019年度の外国メーカーによる輸入車新規登録台数は29万2109台で、前年度(30万7682台)よりも5.1%の減少となっている。

 これは全体としてはあまり良い数字ではなく、輸入ブランド別で1位のメルセデス・ベンツ、2位のフォルクスワーゲン、3位のBMW、6位のミニは前年比マイナス。調子の悪い上位陣に対して、その下のアウディ、ボルボ、ジープ、プジョーが前年比プラスを守っている。

創業以来続くプジョーの「ライオン」エンブレム。現行は2010年に一新されたものだ

 なかでもプジョーは1万335台と、前年比103.5%のプラスとなった。2019年1月から12月の暦年の記録でも、前年比107.5%の1万626台を記録している。

 プジョーが年間1万台を突破したのは、じつは2006年以来となる。つまり、14年ぶりの快挙となるのだ。前年からの増加分はわずか数百台ではあるけれど、プジョーの前年比プラスは2014年から5年連続となるもの。地味ではあるけれど、着実に成績を伸ばしてきているのだ。

 ちなみにプジョーが過去最高の販売台数を記録したのは、2003年暦年の1万5330台。当時は、コンパクトハッチバックの「206」が大ヒット中であり、Cセグメントハッチバックである「307」も新型が投入されたばかり。2003年のモデル別販売台数の内訳は、206が8657台、307が5391台。じつはこの2モデルだけで楽々と1万台を突破していたのだ。

日本でも大ヒットモデルとなったBセグメントハッチバック「206」。2003年には8657台が登録された

 では2019年はどうかというと、JAIAが発表する「外国メーカー車モデル別新車登録台数順位の推移」を見ると、20位までのランキングにプジョーの名はない。

 ランキングの20位は、アウディQ2の4581台だ。つまり、2019年のプジョーは1モデルで4581台を超えて売れたモデルが存在していない。2003年のときは好調な2モデルの売れ行きに引っ張られる形で販売台数を伸ばしたが、2019年のプジョーはラインナップ全体が少しずつ売れることで、トータルの数字を伸ばすという形であったのだ。

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