カローラFXはトヨタが1984年から1995年まで発売したコンパクトカーです。
5代目カローラのトランク部分を切り詰めて、2ボックスのハッチバックとしたモデルとしてカローラFXは注目されました。
カローラFXの名前の由来ですが、カローラは英語で「花の冠(花の中のもっとも美しい部分、花びらの集合体)」という意味で、「人目をひく、美しいスタイルの上級コンパクトカー」をイメージして名づけられています。続くFXは、FF 2BOXからの命名です。
カローラFXは複数回のフルモデルチェンジが実施され、1992年には最後のモデルとなる3代目が登場。「フレッシュな感性を持つ方々にフィットする新しいクルマの提案」をテーマに開発されました。
主力市場の欧州向けには3ドアと5ドアモデルが用意されましたが、日本市場には3ドアモデルのみが投入されています。
スタイルは先代までの実用性に配慮したデザインから、ファストバックスタイルのスポーティなデザインに変更されています。ボディサイズは全長4095mm、全幅1685mm、全高1375mmです。
3代目のエンジンは1.6リッターのみとし、ベーシックモデルに115ps、GTに20バルブ160psを搭載。サスペンションは4輪ともストラットで、GTのフロントには、セリカで初採用したスーパーストラットのサスペンションを装備しました。
現在、カローラFXは市場に出回る台数が少ない状態となっています。もし購入を検討されている方は、カローラFXの物件に出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。