【これ車検通るの?】 ジムニーカスタムの定番リフトアップ&エアロパーツ・ボディキットでOKな基準は? カスタム40年のプロ・DAMDの回答に納得!【PR】

愛車を自分好みにカスタマイズしたい!そんな欲求があるオーナーも数多くいるかと思います。ただカスタマイズによって車検が通らなくなるなど、法規の問題が無視できません。そこで保安基準/品質/クオリティにこだわりエアロパーツ・ボディキットを作り続けてきた「DAMD」に「気を付けたい法規」を聞いてきました。

愛車を自分好みにカスタマイズしたい!でも車検が通らないのは困る…

 クルマを自分好みに仕立てるカスタマイズの手法は多種多彩ですが、ホイールと並んで印象を大きく変えるアイテムの代表格と言えば「エアロパーツ・ボディキット」でしょう。

DAMDの「ジムニー”little D.”」。このクルマはもちろん法規適合だが、いったいどのようなクルマだとOUTなのか

 万人向けのノーマルでは実現できない「個性」や「カッコ良さ」をプラスさせる効果がありますが、その中には法規に適合していないモノも存在します。

 何も知らずに装着したユーザーから「車検が通らない」、「ディーラー入庫できない」と言ったトラブルも……。

 では、どのような点を注意すればいいでしょうか? これは「餅は餅屋に聞くのがベスト」と言うことで、今回は老舗のエアロパーツ・ボディキットメーカーの1つ「DAMD(ダムド)」の代表取締役・面髙翔五氏とデザイナー兼広報・徳田亮介氏にレクチャーいただきます。

保安基準/品質/クオリティにこだわりエアロパーツ・ボディキットを作り続けたDAMD

「DAMD」の代表取締役・面髙翔五氏

 まずDAMD(ダムド)について簡単に紹介していきましょう。1982年に自動車関連のデザイン、モデリングと製品の製作をスタート。いわゆるメーカー系ではない独立系のブランドですが、大きな転機は1990年代の法規改正によるカスタマイズの活性化でした。

 当時人気だったスズキ・ワゴンRの大胆なカスタマイズが業界で話題になりました。そこで「これは面白い」と思ったのがトヨタで、モデリスタ立ち上げの時にコラボを実施。それが縁で自動車メーカーとの繋がりができたそうです。

DAMDではパーツ販売だけに留まらず、提携した正規ディーラーでまるッと「コンプリートカー」の販売を行っている。

 メーカーとの協業ではカッコ良さだけではダメで、保安基準/品質/クオリティなど様々な要件も求められますが、その辺りを真摯に対応してきたことで信頼を獲得。それはディーラーOPのカタログに純正アクセサリーと同等の扱いでDAMD製パーツが掲載されている事で証明されています。

 現在はパーツ販売だけに留まらず、カスタマイズブランドの夢である「コンプリートカー」の販売をおこない、一部の自動車ディーラーでも購入が可能です。

 今回はスズキ・ジムニーをベースに往年の名車をモチーフにしたアイテムがプラスされたコンプリートカー「ジムニー”little D.”」を使って、知っておきたい6つの法規要件について説明していきたいと思います。

1.軽規格を超えても軽自動車として車検をとれる⁉全長全幅の飛び出し

カスタマイズの法規ついておしえてくれる「DAMD」デザイナー兼広報・徳田亮介氏

 エアロパーツ・ボディキットを装着した際にノーマルからボディサイズが変わる事もあります。特に軽自動車の場合は枠を超えると普通車(白ナンバー)に変更する必要があるように思われていますが、実際はどうなのでしょうか?

ノーマルに対して、全長+30mmを超えなければ軽自動車として車検を取れる

ノーマルに対して、全長+30mm、全幅±20mm、全高±40mm、車両重量±50kg(普通車は±100kg)以内であればOKです。例えば軽自動車にエアロパーツ・ボディキットの装着やリフトアップなどによりボディサイズが軽規格を超えてしまったとしても、範囲内であれば軽自動車として車検を取れます。

 ちなみにボルト・ナット等で固定されていて工具で脱着が可能なものは、交換しても構造変更を行なわなくていい部品(=指定部品)として扱われます。この中にはタイヤ、ホイール、サスペンション、エアロパーツ・ボディキットなどが挙げられますが、実はあまり知られていないのはバンパーもそうです。もちろん保安基準に適合している事が条件ですが、長くても短くても問題ありません。しかしDAMD製パーツはバンパーも可能な限り上記寸法に収まるように設計されています。

弊社では取り付け誤差を加味すると、全長は伸ばしても15~20mmくらいですね。特に軽自動車は10mmでも結構印象は変わります。注意点はフロント/リアを同時に変える場合は問題ないですが、例えばフロントを伸ばした分リアを縮める……と言うのはダメ、単品で範囲内である必要があります

 やはりエアロパーツ・ボディキットをデザインする上で寸法の余裕があったほうがいいのでしょうか?

ないよりはあったほうがいいですが、デザイナーは特定の寸法内でカッコよく作るほうが“燃える”と思いますよ!

2.直径100mmの玉が触れる角は全て5R以上!外部突起規制

フロアラインから全高2mの範囲で直径100mmの玉(画像の白い球)が触れる角は全て5R以上それ以外は2.5R以上にしなくてはならない

 エアロパーツ・ボディキットに鋭利な部分があると、車両と人とぶつかった際に傷害与える危険性があります。それをできるだけ抑えるための要件が「外部突起規制」になります。

法規ではフロアラインから全高2mの範囲で最外側にあたる角はすべて5R以上、それ以外で直径100mmの玉が触れる角は2.5R以上となっていますが、弊社ではマージンを取って5.5R、3Rにしています。

直径100mmの玉が当たらない部分については、要件はなく尖っていても問題ありませんが、弊社では成形上の問題だけでなくデザイン的な観点でもシッカリとRを取るようにしています

例えばグリルのルーバーの中などは白い球が当たらない部分になる
DAMDではではマージンを取って5.5R、3Rになっている

 デザイン的にはRが小さい方が「形状がシャープに見える」、「引き締まったイメージに見える」ように思いますが、その辺りは実際にデザインする上でどうなのでしょうか?

実は最近のクルマはボディ全体で端末以外は角がありません。純正クオリティと言う意味でもクルマに溶け込む必要もあるので、馴染ませると言う意味でも、必然的にRは使いますね。ただ、テスラのサイバートラックのようなデザインだったら……角を活かしたデザインをするかもしれませんね

3.作業灯はつけて大丈夫なの⁉灯火類の移動後の位置、数について

SUVではよくあるカスタマイズ、ルーフなどに取り付ける作業灯についても規則がある

 クルマの中では「目」と言っていいライト周りが変わると表情やイメージがガラッと変わります。

 ヘッドライトやウインカー、サイドマーカーの基準は多過ぎるので、今回は「ジムニーあるある」の1つと言われる「作業灯」の基準について……です。

作業灯は弊社の商品ラインナップにはありませんが、ジムニーユーザーはカスタムする方が多いので知っておいて欲しい部分です。

作業灯は元々トラックの荷台などで作業を行なう際に使う物なので、運転中に光るとOUTです。そのため、スイッチは運転席から手を伸ばして届かない位置に装着する必要があります。さすがに車外に付けなくても大丈夫ですが助手席側の奥に付ける人が多いようです。

ウインカーの下にノーマルにはないポジションランプのようなものは実はカプラーも配線もないので、意匠扱い

 ちなみにジムニー”little D.”は専用のライトが装着されています。ウインカーの下にノーマルにはないポジションランプが追加されていますが、これは?

実はこれは“飾り”なので光りません。ちなみにカプラーや配線が付いていてバルブが無いと整備不良になってしまいますが、カプラーも配線もなければ意匠と言う位置づけで、問題ありません

 DAMDについて詳しくはこちら 

 カスタマイズされたジムニーをコンプリートカーで買うならこちら 

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