マツダが新型「ロータリーエンジン車」世界初公開! 11年ぶり復活、発電用で「MX-30」に搭載

マツダが、発電用ロータリーエンジンを搭載したSUV「MX-30」を欧州で初公開しました。ロータリーエンジンを搭載するモデルは約11年ぶりの復活です。

発電用ロータリーエンジンを搭載したPHEV

 マツダは2023年1月13日、ロータリーエンジンを発電機として使用するプラグインハイブリッドモデル「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」を、欧州ベルギーで開かれているブリュッセルモーターショーで初公開しました。

 約11年ぶりの復活となるロータリーエンジン搭載モデルは、どのようなクルマなのでしょうか。

マツダ「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」
マツダ「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」

 MX-30は、2020年にマツダ初の量産バッテリーEVとして導入されたクロスオーバーSUVです。

 マイルドハイブリッドモデルも一部市場向けにラインアップされ、マツダの電動化を主導してきました。

 MX-30 e-SKYACTIV R-EVは、MX-30をベースに、バッテリーとしての使い方を拡張したシリーズ式プラグインハイブリッド車です。

 バッテリーEVとして85km(欧州WLTPモード)の走行距離を備え、さらに発電によって長距離ドライブにも対応します。そしてその走行の全てはモーターで駆動します。

 このモデルの特徴は、発電機として採用したロータリーエンジンです。ロータリーエンジン自体は、2012年の「RX-8」生産終了からおよそ11年ぶりの復活となります。

 今回新たに開発した発電用ロータリーエンジンは、必要とされる出力性能をコンパクトに実現できるロータリーエンジンの強みを活かし、高出力モーター、ジェネレーターと同軸上に配置してモータールームに搭載。

 そして、この電動駆動ユニットと17.8kWhのリチウムイオンバッテリー、50Lの燃料タンクを組み合わせて、独自のシリーズ式プラグインハイブリッドシステムを実現したといいます。

 普通・急速両方の方式に対応した充電機能や1500Wの給電機能、「EVモード」「ノーマルモード」「チャージモード」の3つの走行モードも備えるなど、ユーザーのカーライフをサポートします。

 ボディには、ローターの形状と電気を表す「e」を組み合わせた新しいロゴを付け、ロータリーエンジン搭載をさりげなく主張します。

 そして今回は、特別仕様車「Edition R」も設定。黒基調の内外装としながら、ルーフサイドにはマツダ初の乗用車「R360クーペ」のルーフ色を復刻したマローンルージュメタリックを差し色として採用しています。

 また、フロアマットやシートのヘッドレストには、ローターの形状を模した新ロゴやエンボス加工などの専用デザインを施しています。

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2件のコメント

  1. アウトランダーPHEVよりやや少量のバッテリーだが、PHEV性能としてはほぼ互角か。
    高速走行時にはアウトランダーは前輪を直結してFF走行も随時入れるから高速燃費も良いから、高速性能は劣る。
    ロータリーエンジンの静粛性が魅力で試乗レポートが楽しみだ。
    おそらくアウトランダーのレシプロエンジンの慣性マスが小さいので、よりBEVらしくなっているだろう。
    アウトランダーも日産のVCターボを搭載してくれないかなあ。

  2. 同じ新世代スモール群である
    CX30やMAZDA3にも搭載されていくといいですね

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