まるで呪文!? 「プリクラ」「ハッド」何のこと? クルマにまつわる難解な略語5選

クルマ好きには当たり前の自動車専門用語も、知らない人にとってはちんぷんかんぷん。それに加えて略語まであるというのですから本当に難解です。いったいどんな略語があるのでしょうか。

近年よく使われている自動車関連の略語とは?

 雑誌やWebサイトといった自動車関連メディアを見ると、たくさんの専門用語が使われていることに気が付きます。

 例えば「FF」やら「アンダーステア」やら「ターボ」やら、クルマ好きにとってはごく当たり前の言葉ですが、初めて見る人や興味のない人にとっては呪文のように感じられるのではないでしょうか。

 ただでさえ難しい自動車専門用語ですが、さらに解読を難しくさせているのが「略語」です。

「パワスラ」を搭載するトヨタ新型「シエンタ」
「パワスラ」を搭載するトヨタ新型「シエンタ」

 分かりやすい例を挙げると、家電の「エアコン(エア・コンディショナーの略)」のように、自動車界隈でもこうした略語が多く存在。

 その起源については、中古車雑誌の物件紹介の限られた文字数で出来るかぎり多くの説明をするためとか、工場でのスタッフ同士の会話から生まれたなど諸説あってハッキリしていません。

 そんな自動車関連の略語には一体どんなものがあるのでしょうか。近年よく使われる言葉を中心にピックアップしてみました。

●パワスラ

 開口部が大きく乗り降りしやすく、狭い場所でも開閉に気を使わずに済むことからミニバンやスーパーハイトワゴンなどで採用されている「スライドドア」。「パワスラ」はそのスライドドアの開閉が電動タイプとなる「パワースライドドア」の略です。

 運転席のスイッチやドアハンドルの操作で開閉するのが一般的ですが、近年はリモコンやサイドスカートやリアバンパー下などに設けられたセンサーで足をかさすだけで操作できるものが登場しています。

 また、ほとんどのパワスラには挟み込み防止装置があるため、手動のドアより安全とされています。

●プリクラ

 プリントシール機ではなく、自動車用語では「プリクラッシュブレーキ」のこと。「衝突被害軽減ブレーキ」とも呼ばれ、レーダーやカメラで前走車や歩行者、障害物との距離を検出し、追突の危険性が高まったと判断したら音や警告灯でドライバーに注意を促し、改善されないようならブレーキの補助動作などをおこないます。

 メーカーにより名称が異なり、トヨタの「プリクラッシュセーフティ」のことを「プリクラ」と省略することも。

 国産車では2021年11月以降に発売された新型車から搭載が義務付けられ、継続生産車も2025年12月から義務となります。

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1件のコメント

  1. プリクラッシュを「プリクラ」っていうのはマスコミの人だけです。自動車関連で聞いたことは一度も無い。

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