「やっぱり四角いクルマが好き!」シュッとしたのはもう飽きた!? スクエアボディのクルマ3選

流麗なデザインの「シュッとしたクルマ」がもてはやされる一方で、直線基調のデザインをもつ「四角いクルマ」にも根強い人気があります。今回は、新車でいま買える四角いクルマ 3選をご紹介します。

いまこそあえて選びたい「四角い」デザインのクルマ

 最近は流麗で有機的なフォルムを持つ複雑なデザインのクルマが続々と誕生しています。
 
 EV(電気自動車)などはとくに顕著で、先進イメージを強調する「シュッとした」カッコいいデザインが主流となっています。
 
 しかしその反動からか、一方では「四角いクルマ」もアツい注目を集めているのをご存じでしょうか。

「四角すぎる!」無骨なデザインがむしろ新鮮な印象!? スズキ「ジムニー」
「四角すぎる!」無骨なデザインがむしろ新鮮な印象!? スズキ「ジムニー」

 SNSでは「やっぱりクルマは四角くないと」といった趣旨の主張をみることが少なくありません。

 また1980年代から1990年代にかけて流行った直線基調のデザインのクルマを懐かしむ声もあります。

 こうしたユーザーの多様なニーズも、自動車メーカーはしっかりと拾い上げていました。

 今回はいま新車で購入できる「四角いクルマ」3選をお届けします。

●初代をほうふつとさせる四角さ! ホンダ 新型「ステップワゴン」

 2022年5月26日、ホンダは主力ミニバン「ステップワゴン」をフルモデルチェンジしました。

 新型は従来型以上に四角い箱型形状とし空間の最大化を図るとともに、シンプルでかたまり感のあるデザインによる安心感や自由さを表現しました。

 ステップワゴンのスタイリングを担当したデザイナーは「初代ステップワゴンで支持されたデザインの方向性に回帰した」といいます。

 1996年に登場した初代ステップワゴンは、室内の広さや使い勝手が見た目からも予感できた四角くシンプルなかたちが支持され、大ヒット作となりました。

 その後モデルチェンジのたびフォルムの変遷を重ねてきたステップワゴンですが、6代目となる新型で初代の原点に戻ったという訳です。

●流行とは無縁の姿勢でむしろ大ヒット!? スズキ「ジムニー」

 スズキ「ジムニー」は、極めて小さな軽サイズながら、本格的な悪路走破性を有する軽四輪駆動車です。

 流行りのクロスオーバーSUVとは一線を画す硬派なモデルで、同様のライバルも不在。

 山林の未舗装路を行き来する業務用途にも使用されるほどタフな性能を誇ります。

 2018年に登場した現行型(4代目)は、そんなタフな性能を外観にも反映。1970年代から1980年代にかけて登場した初代や2代目ジムニーのように、極めてシンプルな直線基調のデザインとしました。

 真四角で無骨なフォルムは、いまの時代にはむしろ新鮮な印象に映り、1年以上の納車待ちを伴うほどの人気を集めています。

●ライバルが丸いからうちは四角だ!? ダイハツ「タフト」

 スズキが、クロスオーバーSUVテイストを加えた軽ハイトワゴン「ハスラー」で大ヒットを飛ばしたことを受け、対抗モデルとして2020年に誕生したのがダイハツの「タフト」です。

 タフトは、外観のみならず内装も四角い形状で統一されているのが特徴です。

 ライバルのハスラーは、SUV特有のタフなイメージに加え、丸いフロント部や柔らかなショルダーラインでかわいらしさやレトロ感もあり、そこも人気の理由のひとつでした。

 しかしダイハツはタフト開発にあたり、ハスラーのレトロ路線はあえて外し四角いイメージにこだわったといいます。

 直接対決を避けたという訳ではなく、ハスラーが開拓した軽クロスオーバー車の市場を、タフトの異なる個性によりさらに拡大する狙いがあったと説明しています。

 2021年度(2021年4月から2022年3月)の軽乗用車販売ランキング(全軽自協)では共にベスト10入りするタフトとハスラー。ダイハツの市場拡大のもくろみは成功しているといえるでしょう。

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2件のコメント

  1. リアドアあるのにクーペとほざくファストバックセダンよりスリーボックスの言葉が相応しいノッチバックセダンの方がかっこいい
    今時のセダンは変に傾斜させてクーペと名乗るのをやめろ

  2. 別にもうスピードを出すわけでも無いので空力がどうこう言わないし、どちらかというと丸みのある車よりもゴツゴツした四角い車が好きなので。四角いほうがスペースに無駄がないですからね。

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