超ド級な豪華セダン「紅旗・H9」がナンバー取得! 純中国製乗用車としては初となった経緯とは

2021年2月に中国や日本のSNSで大きな話題となった中国の高級ブランド・紅旗がラインナップする最上級セダン「H9」の日本上流。同年5月上場には、日本で純中国製乗用車としては初となるナンバープレート取得をおこないました。どのような苦労があったのでしょうか。

2021年2月に日本上陸した紅旗「H9」

 2021年1月末に中国SNSにてその噂が出回って以来、話題になっていた中国の第一汽車の最高級車ブランド紅旗「H9」の日本上陸。
 
 2月上旬に日本の地を踏み、排出ガス試験や加速走行騒音試験などをクリアして、このたびすべての保安基準に適合。ついに日本のナンバープレートを取得しました。

ついに日本のナンバーが取得出来た紅旗の最上級セダン「H9」
ついに日本のナンバーが取得出来た紅旗の最上級セダン「H9」

 紅旗は1958年に中華人民共和国で最初に誕生した国営自動車メーカー「第一汽車」の最高級車ブランドで、60年以上にわたって中国の要人たちに愛されてきました。H9は、2020年8月に中国で発表された新しい高級車です。

 2021年1月27日に中国のSNS「微博(ウェイボー)」にて、「紅旗H9 2月日本上陸」を示唆するティザーイメージ数枚と日本での価格表が出回り、たちまち話題となりました。

 純中国メーカーの乗用車が日本のナンバーをつけることは容易ではありません。今までも幾多の輸入業者が純中国車の登録を試みてきたものの、いずれもナンバー取得には至りませんでした。

 なお、合弁会社によって製造された中国製乗用車としては、上汽VW製造の中国専用車フォルクスワーゲン「ラマンド」が日本のナンバーを取得しています。

 中国は、日本が締結している国連欧州経済委員会(UN-ECE)による協定規則(通称:58協定)の締約国ではないため、純中国製乗用車を日本国内の保安基準に適合させて登録することは、莫大な費用と手間が必要となり現実的ではありません。

 そのため、日本上陸の噂が出回ったときも、筆者(加藤ヒロト)を含む多くの人が半信半疑でした。

 真偽のほどを確かめるべく、筆者は日本での輸入元に連絡を取り、話を聞いた結果、出回っていた価格表は第三者作成のニセモノであるものの、そのティザーイメージと日本上陸に関しては真実であるとわかりました。

 その後、日本向けの最初の3台が日本の港に到着したという情報を入手して、筆者は実車を見に行ったのです。

 紅旗のクルマ自体を見るのは初めてではなく、上海や北京、広州のモーターショーでは、政府高官級の人々が乗る最上級モデル「L5」や、H9が登場するまでHシリーズでのフラッグシップであった「H7」、ミドルサイズセダンの「H5」などを間近で見て撮影したことはありました。

 2020年は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響で訪中が叶わず、H9の実車を初めてみたのが2021年2月、しかもまったく想像しなかった日本の地で実現できたのです。実際にそのクルマと対面したとき、言葉が出ないほどの感動を覚えました。

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