悲惨な踏み間違え事故防ぐ「後付け加速抑制装置」 最初に発売したトヨタの適用車種はどうなった?

ペダルの踏み間違え事故を防止する装置は新車だけでなく、既存のクルマに後付けできるようにもなってきています。トヨタが2018年に後付けの踏み間違い加速抑制装置を発売して以来、適用車種も増加してきました。

後付け加速抑制装置は絶版車にも取り付け可能?

 近年、ペダルの踏み間違いによる事故が社会問題として大きく報じられています。そうした状況もあり、2020年現在販売される新車をみると、誤発進抑制制御機能を標準装備するクルマも増加している状況です。

既販売車種向けに設定される「踏み間違い加速抑制システムII」のセンサー部分
既販売車種向けに設定される「踏み間違い加速抑制システムII」のセンサー部分

 しかし、安全装備のためだけにクルマを買い換えるのは現実的ではないことから、どの程度のペースで普及が進むのか、注目されてきました。

 こうしたなか、いま自動車メーカー各社が販売拡大を進めている装置として、後付けの踏み間違い加速抑制装置があります。

 前方および後方の壁や障害物をセンサーで検知し、アクセルを誤って強く踏んでしまったときに加速を抑制。衝突被害の軽減に寄与します。

 トヨタが2018年12月に「プリウス」と「アクア」用の装置を発売して以降、ほかの自動車メーカーも追随して販売を開始しており、適用車種も増加。

 トヨタの場合は、2020年7月時点で「踏み間違い加速抑制システム」の適用車種は12車種に拡大されました。

 また、前方と後方の障害物検知に加え、30km/h以下の低速走行からの急加速も抑制する「踏み間違い加速抑制システムII」が適用される1車種を含めると、合計13車種に装着が可能となっています。

 さらに2021年1月までに、合計16車種に拡大される予定ということです。

 それではここでクイズです。

 トヨタの踏み間違い加速抑制システムについて、2020年10月時点で適用されていない車種は、次のうちどれでしょうか。

【1】ウィッシュ

【2】ポルテ

【3】エスティマ

【4】ヴィッツ

※ ※ ※

 正解は、【3】の「エスティマ」です。

 選択肢のうち、「ポルテ」以外はすべて販売終了車種となっていますが、そのなかでも「ウィッシュ」と「ヴィッツ」は踏み間違い加速抑制システムが装着可能となっています。

 後付けの踏み間違い加速抑制装置は、今後も適用車種の拡大および普及が期待される装置といえるでしょう。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

●くるまマイスター検定 公式ウェブサイト

【画像】古いクルマに取り付け可能な場合も! トヨタ「踏み間違い加速抑制システム」適用車例を画像で見る(10枚)

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2件のコメント

  1. 踏み間違えじゃねーよ✋ガソリン車からハイブリッドに乗りかえるとことのほか反応の悪さを経験するわけね、そこで必要以上にアクセルを煽るから車が飛び出るだけの話ね
    ハイブリッド車とガソリン車が共販されてる間は逃れられない運命だね。
    アクセルとブレーキの位置関係は脳にインプットされてるわけで、つまりは階段と同じで繰り返すピッチが脳にインプットされてるから無意識に歩調が合って転けないのです。
    ピアノ演奏で踏むペダルはどうでしょうか?
    同じ理屈ですね。
    こうやってアクセルの過剰な踏み込みによる飛び出し事故に関して踏み込み間違いと言う言い逃れをうのみにして事故調書を坦々と作成して踏み間違い防止装置なる後付け装置で儲ける企業とそれに補助を出す役所は大罪の総合商社ですね。

    • 仰る通りです。右ハンドルならアクセルは右の壁際ですのでブレーキと勘違いしてアクセルを踏む意識は生まれませんです。これを間違える認知度なら日常生活にも支障がありますです。
      それを高齢者と言う枠組みでマスコミを加勢に結論付けただけの暴挙でありますな。

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