レクサスハイエース!? なぜ別ブランドのバッジに交換? ユーザー心理とは

それぞれのメーカーだけでなく車種ごとにもさまざまな種類があるエンブレムですが、それを正規品以外に交換するユーザーがいます。エンブレム交換は法律的・車検的に問題はないのでしょうか。

あくまで「お洒落」?クルマの象徴をなぜ交換する?

 クルマの前後に装着されるエンブレムは、そのブランドや車種を象徴するアイテムです。

 しかし、一部のユーザーでは別ブランドやデザインに変更する人もいます。このように純正で装着されているものを変更するのは問題ないのでしょうか。

トヨタ「ハイエース」にレクサスのエンブレムを装着する様子
トヨタ「ハイエース」にレクサスのエンブレムを装着する様子

 純正装着以外で販売されるエンブレムには、いくつかの種類があります。メーカー系の純正品として販売されているものと、社外品として販売されているものです。

 純正品には、初めから装着されているエンブレム同等の物で、劣化や破損した際に交換する用途で設定されており、色違いや発光するものはカスタマイズ用に設定されています。

 一方の社外品には、純正品と似たようなデザイン以外にもさまざまブランドのものが販売されています。

 エンブレム交換するユーザーについて、ホンダの販売店は次のように話します。

「基本的に、純正装着と同等の物に交換することは修理以外ではあまりありません。

 その代わりホンダ車の場合、以前から『金色エンブレム』や『赤色エンブレム』を希望されるお客さまがいます。

 金色エンブレムは以前から流行っていたカスタマイズのひとつです。一方の赤色エンブレムは、かつての『タイプRシリーズ』に装着されるエンブレムで、タイプRに憧れたお客さまが要望されることがありました」

 ホンダでは、1992年に登場した「NSX タイプR」から赤色エンブレムを採用。その後、1995年に「インテグラ タイプR」、1997年に「シビック タイプR」などに装着されました。

 タイプRシリーズの赤いエンブレムについて、ホンダは次のように説明します。

「赤いエンブレムとタイプR専用色の『チャンピオンシップホワイト』は、第一期参戦時のF1マシンのカラーリングをイメージしたものです。

 走りを極めたタイプRのみに赤バッチが装着されており、現在の市販モデルではシビックタイプRに装着されています」

 では、トヨタ車にレクサス、といった別ブランドにエンブレムに変更するカスタマイズにはどのような意図があるのでしょうか。

 実際に、トヨタ「ハイエース」にレクサスのエンブレムを装着している男性ドライバーは以下のように話します。

「単純に『お洒落』として取り付けています。見た目がカッコいいですし、ただのハイエースでもレクサスを付けていると重厚感というか、高級感が増すような気がしています。

 ですが、ダサいとか見栄っ張りだとかクルマに詳しい人には笑われます。また、クルマに詳しくない人には気づかれないという寂しさもあります。

 個人的には気に入ってますし、誰にも迷惑をかけていないので、あくまで趣味のひとつとしてそっとしておいてほしいです」

 また、軽自動車にレクサスのエンブレムを装着している男性は、「周りから『ダサい』といわれていることは知っています。ただ、『いつかレクサスを買う』という憧れもあり、軽自動車にレクサスを付けていることに後悔していません」

※ ※ ※

 このように純正品として設定していることや、ブランドへの憧れなどがエンブレムを変更する要因だといます。

 SNSなどでは、金色やブランド違いのエンブレムについて否定的な意見が目立ちますが、あくまで「個人の趣味」として、無闇に誹謗中傷するのは控えましょう。

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3件のコメント

  1. 新潟の8号で見たな、縫うように割り込み追い越してさ、エンブレムなんてのは一部のバカのはったりの道具だからな。
    しかしハイエースかよw

  2. 前の車でリモコンキーのカバーが壊れた時、トヨタではなくレクサスのエンブレムにしていました。
    理由はただネットで安い方を選んだだけ。
    車体にレクサスエンブレムはどうも嫌だけど…。

  3. アホみたい。

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