昭和の若者が憧れ、令和でも愛される「カローラレビン/スプリンタートレノ」を振り返る

「ハチロク」といえば現在のトヨタ「86」よりも、1983年登場の「AE86型 カローラレビン/スプリンタートレノ」を思い浮かべる人も多いと思います。いまや伝説となったAE86型は、どんなクルマだったのでしょうか。

歴代最後の後輪駆動となったAE86型を振り返る

 1966年に初代が誕生したトヨタ「カローラ」は、高い実用性と品質の高さで小型大衆車のトップセラーとなっただけでなく、車名別生産台数世界1位の座に輝いたクルマです。

 発売当時は2ドアセダンのみでしたが、翌年には4ドアセダンやライトバンを追加ラインナップし、1968年にはスポーティな2ドアクーペボディの「カローラスプリンター」が登場しました。

もはや伝説となったFRマシン「AE86型 カローラレビン」
もはや伝説となったFRマシン「AE86型 カローラレビン」

 その後、小型大衆車にも高性能を求める声が高くなり、1972年には2代目カローラ/スプリンターに、「セリカ1600GT」に採用された1.6リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載する「TE27型 カローラレビン/スプリンタートレノ」を追加。

 たちまちスポーツドライビング好きな若者を中心に、大人気となりました。

 その後もカローラレビン/スプリンタートレノは継続して代を重ね、1983年にスタンダードなカローラ/スプリンターがFFとなるなか、FRのままとされたAE86型 カローラレビン/スプリンタートレノ(以下、レビン/トレノ)が登場。

 AE86型の先代であるTE71型では3ドアハッチバックのみにレビン/トレノのネーミングが与えられましたが、AE86型では2ドアクーペ、3ドアハッチバックともにレビン/トレノとされました。

 ボディサイズは全長4180mm(トレノ4205mm)×全幅1625mm×全高1335mmで、TE71型が直線基調の角張った外観デザインだったのに対し、全体的に丸みを帯びたボディに刷新。

 また、レビンは固定式ヘッドライト、トレノはリトラクタブルヘッドライトとされたことで、レビンの2ドア車は当時の「ソアラ」、トレノの3ドア車は「セリカXX」を小さくしたような印象でした。

 グレード構成はベーシックな2ドア「GT」。ハードなサスペンションセッティングが施され、LSD、185/60R14サイズのタイヤ、ロック・トゥ・ロック3.0回転のクイックステアリングギアボックスなどを搭載した3ドア「GTV」。

 そして、パワーステアリングやパワーウインドウといった快適装備を搭載し、赤のアクセントカラーが与えられた内装と、外装ではボディ下部を黒としたツートーンカラーを採用したトップグレードの「GT-APEX」(2ドア/3ドア)が設定されていました。

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3件のコメント

  1. 86レビンのGTVの新車に乗ってました。
    トータル180万円でした。

  2. GT-APEX に乗っていました。
    よく回るエンジンと5MTの組み合わせが気持ちよかったです、
    スパイクタイヤを履いてスキーにも行きましたよ。

  3. AE92 101二台乗りました。101車体重かった。思い出の車

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