トヨタ、1000馬力級モンスターマシンを量産化! なぜ伝説「LFA」は復活しない?

かつて、レクサス史上最高峰のスーパーカーとして「LFA」が存在しました。2012年で生産を終了しましたが、これからトヨタが量産化を予定しているスーパースポーツモデル「GRスーパースポーツ」は、レクサスブランドではなくトヨタブランドで登場するといいます。2台はどのような関係をもち、どんな違いがあるのでしょうか。

スーパーカー「LFA」が市場投入された背景とは?

 レクサス「LFA」は、日本車史上において最強級のスーパーカーです。発売開始は、いま(2020年)から約11年前の2009年10月1日。そこから約3か月半となる2010年1月13日で、日本での購入希望受付は終了しています。生産は2012年12月まで続きました。

 一方、トヨタ系のスーパースポーツモデルといえば、耐久レース用マシンと部品を共有する最高出力1000馬力級の「GRスーパースポーツ」の量産化が決まっています。すでに生産が終了したレクサスのスーパーカーと、これから発売されるGRスーパースポーツには、どのような関係があるのでしょうか。

国産車史上最高峰のスーパーカーとなった「LFA」
国産車史上最高峰のスーパーカーとなった「LFA」

 LFAのボディサイズは、全長4505mm×全幅1895mm×全高1220mm、ホイールベースが2605mm。9000rpmまで一気に吹き上がる4.8リッターV型10気筒(V10)エンジンを搭載し、カーボンファイバーシャシに裏打ちされた、軽量で機敏な動きを持ちます。

 生産台数は世界で500台限定。新車価格は、レクサス史上過去最高の3750万円でした。
 
 現在、日本でのレクサス認定中古車には掲載車両はなく、中古車大手のサイトでは価格応談がほとんどです。LFA人気が高いアメリカでは、中古サイトで50万ドル(約5400万円)前後の値札がついています。

 そもそも、LFAはどうして生まれたのでしょうか。背景のひとつとなったのは、2000年代前半から中盤にかけて加速した、欧州での新たなるスーパーカーブームです。

 LFAの存在が明らかになったのは、2005年の北米国際自動車ショー(通称:デトロイトモーターショー)に出展されたコンセプトモデル「LF-A」(コンセプトではハイフンあり)でした。

 筆者(桃田健史)は当時その現場で、レクサスやトヨタ関係者にLF-A量産の可能性について聞きました。

 質問のなかで「やはり、最近の世界的なスーパーカーブームを捉えて…」という聞き方をした記憶があります。

 スーパーカーブームといえば1960年代から1970年代、ベルトーネやピニンファリーナなどイタリアン・カロッツェリア(工業デザイン関連企業)と小規模生産メーカーが連携し、ランボルギーニ「ミウラ」「カウンタック」、フェラーリ「512BB」といったモデルが登場しました。

 こうした第一次ブームとは違い、2000年代の第二次スーパーカーブームを主導したのは、世界の自動車産業をリードするドイツの大手メーカーでした。

 ベンチマークになったのは、2004年に発売開始されたメルセデス・ベンツ「SLRマクラーレン」です。F1での事業連携をベースに製造をマクラーレンがおこない、価格は5000万円台という、当時としては破格の値付けでした。

 ポルシェも当時のル・マン24時間レースなどの耐久レースでV10レーシングエンジンを開発していた流れから「カレラGT」を、こちらも5000万円級で販売しました。

 こうした大手の動きに触発されるように、、元祖スーパーカーメーカーは、より高出力、より高額なモデルを投入。ファラーリは、エンツォのレーシングバージョンとしてFXX(2億5000万円)、また量産車として初めて最高時速400km超えをカタログ値としたブガッティ「ヴェイロン」(2億円)にも世界の注目が集まりました。

 こうした世界的なトレンドのなかで、レクサスによるスーパーカー投入は至極、自然な流れに感じました。

 もちろん、開発者の「究極の逸品を造りたい」という情熱があってこその話。そのうえで、トヨタの経営陣が時代背景を十分に加味して、正式開発にGOをかけたのです。

 だだし、コンセプトモデル登場から量産までの期間は、我々メディアが想像していた以上に長くなった印象があります。

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コメント

1件のコメント

  1. どこで誰が乗るん?乗り降りも簡単に出来るん?ん億出して買ったとして投資になるん?