えっ…すご! 「AE86が3台」でドリフト!? 迫力あり過ぎな様子に感激! 伊香保で魅せたハチロク人気とは
ラリチャレの現場でも、走りの聖地で見せたハチロク人気爆発
TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ2023 第5戦渋川・伊香保が2023年7月2日に開催されました。
会場は漫画「頭文字D」の舞台ともなっている伊香保温泉近辺ですが、様々なハチロクが展示され、走ったようです。
頭文字Dに登場する場所といえば、群馬県の渋川伊香保です。
そんな渋川伊香保の周辺には漫画「頭文字D」の舞台にもなっている榛名山(漫画では秋名山)の周辺でも展開。今でも頭文字Dの人気は衰えず、多くのクルマ好きにとっては聖地のひとつかもしれません。
ラリーパークが設置された渋川スカイランドパークは、通常大人入場料500円のところこの日に限り無料解放し、アトラクション乗車料金だけで遊べるという太っ腹な対応を行いました。
そのおかげもあってか4500人という多くの観客が渋川スカイランドパークを訪れ、渋川スカイランドパークを楽しみつつ、ラリーも楽しんでいました。
入場ゲートにはトヨタ「セリカGT-FOUR」とスバル「レガシィRS」が展示され、ラリーファンを待ち受けています。
さらに渋川スカイランドパーク内の特設テントには、AE86が3台展示されていました。
東京オートサロン2023で発表されて以降どこに展示されても注目を浴びる「AE86 H2 CONCEPT」と「AE86 BEV CONCEPT」の2台とピカピカに光輝くノーマルのAE86が展示されていました。
「AE86 H2 CONCEPT」は、TGRがROOKIE Racingとともにスーパー耐久シリーズで実践している「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の知見を生かし、音や振動といった内燃機関のもつ魅力を楽しみながら走行可能な車両として開発されたといいます。
一方の「AE86 BEV CONCEPT」は、レクサスで培ってきた電動化技術を活用し、BEVの特徴である加速感やMTの操る楽しさというにより、従来以上の走りの楽しさが感じられるモデルです。
またピカピカに光輝くノーマルのAE86は、頭文字Dの主人公・藤原拓海が操るAE86を再現した仕様でドアには「藤原とうふ店(自家用)」のステッカーが貼られていました。
さらに、ブースの背面壁と床には頭文字Dのような擬音とタイヤ痕が描かれ、いかにも3台が揃ってドリフトしているような演出されており、まさに頭文字Dファンやクルマ好きにはたまらない展示となっています。
そんな3台のAE86ですが、朝から夕方のクローズまでずっと人だかりができており、注目されているのが分かります。
ブース横ではAE86誕生40周年を記念した缶バッチも配られていました。
AE86は1983年誕生ということで2023年で40周年を迎え、この缶バッチは今年しか手に入らない限定グッズだそうです。
ラリチャレにはトヨタの佐藤恒治社長も会場を訪れ、ラリーファンやクルマ好きと気さくに会話をしていました。
佐藤社長はラリチャレの盛り上がりについて「この盛り上がりはすごいよね。群馬ということでスバルさんのご協力もあってすごく盛り上がっている。お客さんの多くいらしてくれて地道にラリー活動を行ってきたことが繋がっているのかな」と語っていました。
そんな佐藤社長に展示された3台のAE86について聞いて見ると次のように話してくれました。
「実はね自分の86持ってきたかったんですけど、バラバラのままなんで走れないんですよ。
エンジンもカムもバラバラな状態で、いつ終わるんだろうかという感じです。
いろいろなご縁があって、いろいろな人が助けてくださるので、新しいことも含めてどんどんレストアを。
『どこまでできるんだろう?』という感じで、みんなに助けていただいた分だけやろうかな。
でも完成したら走りに来たいですよね。
隠れて走るわけには行かないので、ラリーに出てトップで、しかもぶっちぎりで帰ってくる。
自分で景品を用意して自分で全部持って帰る。参加者みんなドン引き(爆)。
というのは冗談ですけど、楽しんで走れるようにしていきたいですし、地域のみなさんにも盛り上がっていただけるようなこともしていきたいですよね」
このようにまるで悪魔の主催者のような冗談で盛り上げてくださいましたが、「みんなで盛り上がりたい楽しみたい」という気持ちが見られました。
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また今回のラリチャレ自体には「TOYOTA 86」や「GR86」が参加する他、E-4クラスに「タクミクラフトレビン」と「BRIDEエアバスターカローラレビン」という2台のAE86も出場しており、群馬の山中を駆け抜けていました。