豊田ナンバーのGRカローラが「0カー」で公道走った! 12年ぶり「ラリージャパン」の初日はいかに
12年ぶりの開催となるFIA世界ラリー選手権「ラリージャパン」の初日が開催され、セレモニアルスタート式がおこなわれました。そこではサプライズとして「GRカローラ」の0カーもお披露目されました。
12年ぶり「ラリージャパン」の初日はいかに
2022年11月10日、愛知県豊田市にある豊田スタジアムにて2022年WRC FIA世界ラリー選手権の最終戦となる「ラリージャパン」の初日(Day1)が開催され、セレモニアルスタート式がおこなわれました。
その場には世界初となるナンバープレートを装着した「GRカローラ」の姿もお披露目しています。
11月10日から13日まで愛知県・岐阜県でおこなわれるラリージャパンは12年ぶりの日本開催となりました。
また開催決定自体は2020年に決まっていたものの、新型コロナウイルスによる影響により2年越しの開催となります。
Day1となる10日午前中には、SS1「鞍ケ池SS(Kuragaike Park)」でシェイクダウン走行を実施。
その後、16時頃からは豊田スタジアムにて、セレモニアルスタート式がおこなわれました。
セレモニアルスタート式では、和太鼓と侍装束のパフォーマンスや国歌演奏をはじめ各団体の挨拶を経て、17時に「0カー(ゼロカー)」と呼ばれるオフィシャルコースカーがルート上を走行し、安全上の最終確認をおこなったうえで競技が始まりました。
今回、0カーの役目が与えられたのは2022年6月に世界初公開された「GRカローラ」でナンバープレートが装着され公道を走るのは世界で初めてだといいます。
0カー仕様となるGRカローラは、「GRカローラ モリゾウエディション」をベースとした白赤黒のGRカラーとなっているほか、ボンネットにトヨタのスポーツ4WDシステムを表す「GR-FOUR」の文字が貼られていますした。
またナンバープレートは「豊田 300 む 53-31」が装着されています。
Day1では、SS1「鞍ケ池SS」がおこなわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ選手が操る「1号車GR YARIS Rally1 HYBRID」がもっとも速いタイムを記録。
しかし、Rally2の競技車両によるアクシデントにより、赤旗キャンセルとなりました。
11月11日のDay2は、本格的な山岳ステージがスタート。計6本のSS合計距離は130.22kmと4日間でもっとも長く、競技全体の約46%に相当する距離を走行。
リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は395.70kmとなっています。