トヨタが攻めた「GRヤリス」を世界初公開! WRCドライバー監修の専用モデルが凄い! 同時に「Rally2」はデモラン披露
TOYOTA GAZOO Racingは東京オートサロン2023にて、「GRヤリス」のコンセプトカー2台を展示するとともに、ラリー参戦に向けての取り組みについて明らかにしました。
WRCドライバーにちなんだ特別な「GRヤリス」を初公開
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、2023年1月13日から3日間開催された東京オートサロン2023にて、コンパクトスポーツカー「GRヤリス」のコンセプトカー2台を展示。
さらに全日本ラリー選手権参戦やラリーに向けての新たなレーシングカー開発を進めることを明らかにしました。
TGRはFIA世界ラリー選手権(WRC)に参戦しており、そこで得た知見を「もっといいクルマづくり」や「あらゆるモータースポーツの発展に役立てたい」としています。
その一環として、多くのモータースポーツチームが参戦する「Rally2」規定に基づいたレーシングカー「GR ヤリス Rally2 コンセプト」を開発しました。
2023年はこの車両をベースに開発した「GR ヤリス WR コンセプト(仮称)」で全日本ラリー選手権に参戦するとともに、このマシンを使用する各モータースポーツチームからのフィードバックを反映して開発を進めていき、レース参戦に向けての車両認証であるホモロゲーションを2024年1月に取得することを目指すといい、東京オートサロン2023ではデモランも披露しました。
また、2021年のWRCにおいてドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・オジエ選手と、2022年の同タイトルを獲得したカッレ・ロバンペラ選手が監修したGRヤリス特別仕様車2台を東京オートサロン2023にて初公開しました。
2台はそれぞれ「GRヤリス RZ “ハイ・パフォーマンス・セバスチャン・オジエ・エディション コンセプト”(セバスチャンオジエエディション)」と、「GRヤリス RZ “ハイ・パフォーマンス・カッレ・ロバンペラ・エディション コンセプト”(カッレロバンペラエディション)」です。
両選手の名前にちなんで名付けられ、GRヤリスの「RZ」グレードをベースに、専用エクステリア・インテリアを装備しているほか、両モデルとも4WDモードが専用制御となっていることが特徴です。
セバスチャンオジエエディションは大型リアウィングやブルー塗装のブレーキキャリパーを装備し、ステアリングはブルー・ホワイト・レッドのステッチが施されています。
カッレロバンペラエディションは、リアウィングに加えてエアロパーツが装備されるほか、ブレーキキャリパーはレッド、ステアリングのステッチはブルー・シルバーとなるなど、両仕様で異なるイメージとなっています。
なお、2台のGRヤリス特別仕様車の発売時期や詳細は今後公開予定としています。