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豪華メンバーのデモランに観客熱狂!? ラリチャレ豊田のサプライズとは

くるまのニュース編集部:金子高志

 2022年11月19日、20日に愛知県豊田市において「TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ in 豊田」が開催されました。
 
 1週間前に開催されたWRC(FIA 世界ラリー選手権)の最終戦「ラリージャパン2022」に続く、ラリーイベントですが、さまざまなサプライズがあったようです。

 ラリーチャレンジ豊田は、2022年で5年目の開催となり、今年はラリージャパンでもサービスパークとして使われた豊田スタジアムをメイン会場にして開催され、約2万人が来場したといいます。

 豊田大会のSS(スペシャルステージ)には、豊田スタジアム付近の河川敷やテクニカルセンター下山、さらに林道コースなどを用意。

 さらにラリージャパンで活躍したTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのロバンペラ選手&勝田選手に加えて、ラトバラ氏とモリゾウ氏のデモランも実施。

 このデモランでは「GRYaris Rally1 HYBRID」と「GRヤリス Rally2 Concept」が河川敷の特設コースで魅力的な走りを披露しました。

 また同日に開催されたトークショーでは、さまざまなサプライズがあったようです。

— まずはラリージャパンの振り返りについて

ラトバラ氏:

 このシーズンは可能なタイトルをすべて獲得できました。勝田選手の目標だった2回の表彰台にも立つことができました。

ロバンペラ選手:

 チームにとって、私にとって良い1年でした。2年連続チャンピオンを守れるかどうかの年だったがそれを守ることができました。新しいハイブリッドの車両にも早く学ぶことができたと思います。

— 日本の道はどうでしたか?

ロバンペラ選手:

 コースはいろいろな技術が要求され、道は狭くて滑りやすく、トリッキーで難しかったです。

勝田選手:

 70%、80%が林道で狭く、グリップの変化を読むのが難しかったです。全日本ラリーも数戦出ましたが、マシンも違うので景色が違う感じでした。

— デモランで披露したRally2について

モリゾウ氏:

 デモランでRally2という黒いクルマを走らせました。WRCにはクラスとして1,2,3,4、5とあります。

 2以降はほとんどプライベーターが参加されていますが、そこにまだトヨタのクルマがなく、デモランの黒いクルマを出そうと思っています。

 2022年、勝田範彦さんがこのクルマで全日本に出場されますし、ラトバラさんにはラリー北海道に選手として参加いただく内諾をいただきました。そこらへんも注目いただければと思います。

 また、今後はカッレ・ロバンペラエディションのGRヤリスとかも計画していこうと思っております。

 ぜひともそんなトヨタ自動車にもご期待いただきたいと思います。

 また、トークショーの最後にはラリージャパン2023の主催に豊田市が手を挙げていることに絡めて、モリゾウ氏から太田市長に次のようなコメントが寄せられました。

「ラリーを豊田で続けていただくためにも、皆さんの応援が大変必要だと思います。

 さらにはカーボンニュートラルとかいろいろありますが、この世の中にはクルマ好き・運転大好き・クルマ作りが大好きな人間もたくさんいます。

 このラリーを通して、クルマも鍛えられ、人が鍛えられ、そんな世界を続けていきたいと思います。

 選手達も頑張ると思いますので、今年以上の応援、今後とも応援をお願いします」

※ ※ ※

 今回、12年ぶりに開催されたラリージャパンですが、車両炎上や車両&自転車侵入などのトラブルが多発しました。

 そうした波乱の中でRally1クラスの3位に勝田貴元/アーロン・ジョンストンが母国凱旋ラリーで表彰台に登っています。

 ラリージャパン2023では、さらなる飛躍を見せれるか注目せずにはいられません。

【画像】ラリージャパンだけじゃない! 翌週のラリーチャレンジ豊田も熱かった!(9枚)
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