スポーツカーは「子育てカー」になれるのか? ファミリー層の願望叶う? トヨタ「GR86」にチャイルドシート載せてみた!
普段はSUV! 今年から小学生のCちゃんはスポーツカーに乗ってどう思った?
ふた組目は、小学校低学年の娘さん(Cちゃん)のいるBさんご家族。所有するクルマはレクサス「NX」です。
普段Bさんは、習い事に通うCちゃんをNXで送迎するなど、クルマは日常的に運転しているといいます。
小学校低学年になると、平均身長は男女ともに約115cmから130cm程度となり、GR86の後席にちょうどおさまりの良いくらいの体格で、パパ、ママ、子どもで出掛けるのにも問題は無さそうです。
また、身の回りのことは自分で出来るくらいに成長している年頃でもあり、乗り降りに関しても、自分で前席を前に出して着座するくらいは出来るものです。
実際に後席に座ってみたCちゃんは「普段のクルマより、狭くて落ち着く。パパとの距離も近いので安心する」と話しています。
走行中についても、Cちゃんは「いつもよりゴツゴツする(笑)。けど、気持ち悪くはならなかった」といい、SUVとスポーツカーにおける乗り心地の違いが分かるようです。
ただ、GR86はクーペならではのスタイリングのために、リアウインドウが後席に着座した人の頭部に近くなります。そのため、天気が良い日や夏場などは日差しが気になるかもしれません。
今回、GR86+チャイルドシートの組み合わせをふた組のご家族に体感してもらいましたが、スポーツカーも子育てカーとして十分使えるようです。
一般論として、チャイルドシートを必要とする子どもがいる家庭では、スポーツカー1台ですべてをまかなうのは難しい部分もあります。
しかし、スポーツカーに乗りたいという気持ちがあるのであれば、「スポーツカー=子育てカーにならない」と間口を閉ざす前に、妥協点を探してみるのも良いのかもしれません。
また地方部では、ファーストカーとセカンドカーというように複数台のクルマを所有するケースが見られます。
そうした際に、「ミニバン(SUV)と軽自動車」といった定番の組み合わせではなく、「ミニバン(SUV)とスポーツカー」といった選択肢があれば、ファミリー層も嬉しいかもしれません。