ボルボ V70XC解説

V70XCはボルボが2001年から2017年まで販売していたSUVテイストのステーションワゴンです。

初代発売モデルの車名は「V70XC」でしたが、翌年にXC70へと改められました。ミドルクラスワゴンのV70を基に開発され、販売終了後はV90クロスカントリーに引き継がれました。初代はフロントグリルや樹脂バンパーなど、使用している装備品はV70と異なりますが、インテリアや一部の仕様はV70と同様の作りで、2007年の2代目からはデザインを一新しています。

エクステリアは、ボディと同色部分の面積を増やし、クロムメッキを使用することでラグジュアリーな雰囲気を演出。洗練された車体からコンパクトな印象を受けるものの、ボディサイズは、全長4840mm、全幅1890mm、全高1605mmとゆったりとしたステーションワゴンです。

インテリアは、1600リッターの広い荷室を確保しつつ、アルミニウム製のレールやフックを備えることで利便性も高くなっています。シートにはレザーが使用され、上質感を感じられます。

エンジンは3.2リッター直列6気筒エンジンを採用。ボルボならではの横置きで配され、室内スペースの確保と衝突安全性の両立を実現しています。トランスミッションには6速ATを設定。ヒルディセンドコントロールとDSTCも標準装備とし、悪路でも高い走破性を誇ります。

現在のV70XCの中古車価格は平均で約67万円と、ステーションワゴンとしては求めやすい価格帯です。市場での人気が高く、良い車体と出会った時が買い時でしょう。