ボルボ C30解説

C30はボルボが2006年から2012年まで販売していたコンパクトカーです。アクティブなデザインから、特に若い世代に人気を博しました。

エクステリアは、ボルボのシンボルであるアイアンマークをグリル中央に配し、特徴あるホイールハウジングや鋭いカーブを描くルーフラインによってスポーティでスタイリッシュなデザインに仕上がっています。こうしたモダンな外観ながら、過去のボルボ1800ESを代表とするクラシックテイストのスポーツカーの意匠も確かに受け継いでいます。

C30はコンパクトな車体でありながら、キャビンの快適性も保たれています。後部座席はセパレート・フルサイズシートで、4人の大人がゆったりとくつろげる広々としたレッグルームを確保しています。

コンパクトなC30のボディサイズは全長4250ｍｍ、全幅1780ｍｍ、全高1430ｍｍと非常に取り回しがしやすいサイズ感です。ボディは高い剛性を備え、レーシングカーとしても存分にその性能を発揮し、STCCやWTCCといったレースに出場しています。

搭載エンジンのラインナップは直列4気筒DOHC1.9リッター、直列5気筒DOHC2.5リッター、直列4気筒SOHCターボディーゼル1.5リッター、直列5気筒DOHCターボディーゼル1.9リッターの4種類です。トランスミッションには5速MT、6速MT、5速ATが設定されています。

現在のC30の中古車価格は、平均で約40万円とリーズナブルな価格帯となっており、同車を入手したいユーザーにとってはおトクな相場となっています（2020年5月調べ）。

しかしそれにともない流通台数も減少しているため、良質な車体を見つけた場合、できる限り早く購入することを推奨します。