ボルボ 940解説

940はボルボが1991年から1997年まで販売していたセダンです。

940は、1984年に登場した740の後継モデルとして誕生しました。740の基本メカニズムを流用しつつ、利便性と安全性を向上させています。なお、同時期に発売された960とはパワートレインが一部異なる姉妹関係にあります。

エクステリアは、角ばったデザインが特徴的です。古典的なボルボデザインですが、ボディパネルにはカーブを取り入れてモダンな印象に仕上げています。また、荷室の蓋を高めに設定することで、空力性能に優れています。

ボディサイズは全身4870mm、全幅1748mm、全高1410mmです。

インテリアのダッシュボードは740と同じものを使用。安全にこだわりを見せるボルボらしく数多くの新しい安全機能も搭載され、当時としては最先端の装備であった運転席エアバッグや3点式慣性リールシートベルト、リア中央席の調整式ヘッドレストを採用しています。こだわりの安全装備は、国際的に評価され、数々の賞を受賞しました。

エンジンは輸出先によって多様なラインナップを用意。日本仕様のエンジンは、2リッター直列4気筒OHC、2.3リッター直列4気筒OHCターボ、2.4リッター直6OHCディーゼルターボがラインナップされました。トランスミッションは4速ATと5速MTが設定されています。

中古平均価格は43万円とセダンにしてはかなり低い価格。高い安全性から、市場でも人気が高いです。良い車体に出会ったら迷わず購入しましょう。