ボルボ 850エステート解説

850エステートはボルボが1993年から1997年まで販売していたステーションワゴンです。

700シリーズを彷彿とさせるデザインでありながら、完全新設計のモデルとして誕生。モータースポーツにエステートで参戦することで、従来のワゴンの走行性能に対するネガティブなイメージを払拭し、レースでのアグレッシブな走りから「Flying Brick（空飛ぶレンガ）」と評されました。

エクステリアは積載容量を高めるためにボルボ特有の切り立ったリアデザインを採用し、ラゲッジルームの使い勝手の高さは高い評価を受けました。ドライバーからはボンネットの隅々まで見渡せるため、取り回しにも優れています。

ボディサイズは全長4710mm、全幅1760mm、全高1460mm、やや細長く四角いフォルムが印象的な5ドアエステートです。

インテリアは、シートに本革とスエードを組み合わせることで高級感を演出。シート全てに3点式シートベルトを採用して安全性能を高めています。また、世界で初めてサイドエアバッグを採用し、格納式のチャイルドクッションで子どももしっかり3点式シートベルトが着用できる機構を備えるなど、安全面への細やかな配慮がなされています。

パワートレインは、2リッター直列5気筒DOHCユニット、2.4リッター直列5気筒DOHCユニット、直列5気筒2.5リッター SOHCターボディーゼルをラインナップ。トランスミッションには5速MTまたは4速AT、FWDまたはAWDを用意しています。

中古平均価格は64.9万円とステーションワゴンにしては、求めやすい価格です。5気筒エンジンの満足度が良いため人気があります。車体とであったら、すぐに購入しましょう。