ボルボ 240エステート解説

240エステートはボルボから1974年から1993年まで販売していたステーションワゴンです。

1980年以前販売のモデルは245と呼ばれ、末尾の数字がドアの枚数を表しています。ちなみにセダンタイプの場合はドア数が4枚なので244となります。

240エステートは先代モデルの140シリーズをさらに進化させたクルマで、先代の意匠を多く取り入れています。主な変更点は、新型フロントマスク、大型バンパー、マクファーソンストラット式のフロントサスペンションなどです。インテリアは北欧らしいシンプルですっきりとした、無駄のないデザインに仕上がっています。

240エステートは厳しい安全基準に沿って開発が行われました。非常に高いレベルで安全基準をクリアしていたため、米国当局により安全開発の標準車両として使われていたほどです。厳しい安全基準を満たすためにボディはクラッシャブルゾーンを拡大する目的で大型化されました。

そのボディサイズ全長4785ｍｍ、全幅1715ｍｍ、全高1450ｍｍと、国内では3ナンバー登録となるほど大型です。

高い安全基準を満たす一方で、そのパフォーマンスも魅力です。245エステートに搭載される2.3リッターSOHCターボエンジン搭載車は世界最速のエステートのひとつとして、世界中のモータージャーナリストからも称賛され続けています。

中古車市場での240エステートの平均価格は114.6万円となっています。（2020年5月調べ）良質な車体の240と出会ったら、早期の購入をおすすめします。