トヨタ セプター解説

セプターは、トヨタが1992年から1996年にかけて生産していたセダンです。

同車は、北米で販売していた「カムリ」を日本国内で新規車種として「セプター」という名前で販売されました。

まず、目をひくのが、高級感あふれる堂々としたスタイルです。フロントは、特徴的な形状のヘッドランプ、空力を考慮したフロントバンパーなどにより精悍さを、また、リアは二重レンズを採用した横一文字タイプのコンビネーションランプや、ボディと一体感のある大型バンパーにより高級感を表現。外板色は堂々としたスタイルにマッチしたダークグリーンマイカなど全5色を採用しました。

車体は、全長4780ｍｍ、全幅1770ｍｍ、全高1410ｍｍと、広々とした室内スペースを実現。その室内スペースは、FFの駆動方式と3ナンバーボディの採用により、室内幅1510ｍｍに代表されるクラストップレベルの広さを達成しました。また、全体を端正で機能的なデザインでまとめあげた室内空間には、コントロールパネルに液晶表示を採用したマイコンオートエアコンや、迫力あるサウンドが楽しめるセプター・スーパーライブサウンドシステムなどを採用しました。

エンジンは、直列4気筒2.2リッター 5S-FE型と、高性能V型6気筒3.0リッター 3VZ-FE型の2機種を設定。特に、5S-FE型エンジンは、バランスシャフトの採用により、直列6気筒エンジンにも匹敵する低振動・低騒音を達成しました。

現在、セプターは市場に出回る台数が少ない状態となっています（2020年4月調べ）。もし購入を検討されている方は、セプターに出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。