トヨタ クラウンロイヤル解説

　クラウンロイヤルは、トヨタが1991年から2018年にかけて生産していたセダンです。

　「クラウン」は、英語で「王冠」を意味し、「ロイヤル(Royal)」は、「国王の」「王室の」という意味があります。

　パワートレインは、直噴技術D-4S搭載の2.5リッター直列4気筒アトキンソンサイクルエンジンと、高トルクモーターの組み合わせにより、V型6気筒3リッター車に匹敵する動力性能とクラストップレベルの優れた環境性能を両立する、新開発FR専用ハイブリッドシステムを搭載。

　JC08モード走行燃費23.2km/Lを実現し、大幅なCO2排出量削減に寄与しました。

　車体は全長4895mm、全幅1800mm、全高1460mmと、広々とした室内空間を確保。

　エクステリアは高さをやや抑えた流線形のフォルムが特徴的です。モダンでスタイリッシュな雰囲気が上質な走りを演出します。また、王冠をモチーフとした迫力あるフロントフェイスが揺るぎない存在感を兼ね備え、クラウン独自の個性を強調しています。

　フード・両サイドのボディからグリルへとつながるラインによって、メリハリの効いたフロントビューに仕上がっています。縦に厚みを持たせたアッパーグリルとワイド感を強調するロアグリルを融合し、威厳ある新たなクラウンの顔を象徴的に演出しました。

　インテリアは、「包む」「重なり」「表と裏」などの日本の美意識をいかした造形や手工芸品の趣がある質感を表現する一方、各種操作スイッチをタッチパネルに集約することでシンプルな操作性を実現した先進のトヨタマルチオペレーションタッチを採用。

　その対比と調和によって、伝統と革新が融合したモダンな室内空間を実現しました。

　現在、クラウンロイヤルの中古車価格は、約203万円です（2020年4月調べ）。決して安い値段ではありませんが、上品な美しさが際立つ高級セダンの購入を検討している方に、おすすめです。