トヨタ カローラII解説

　カローラIIはトヨタが1982年から1999年まで発売したコンパクトカーです。

　1982年に発売したターセルとコルサの2代目にあたるのが初代カローラIIで、名前の「II」にはカローラの弟分という意味が込められています。

　カローラIIはフルモデルチェンジも複数回実施されており、1994年には最終モデルの4代目が登場。先代までのコンパクトさと高品位を継承した上で、実用性と安全性の飛躍をコンセプトに開発され、価格を抑えた高いバリューフォーマネーを実現しました。

　ボディバリエーションは先代と同じ3ドアハッチバックで、外観は先代のイメージをキープしつつシャープさが加味されています。ボディサイズは全長3915mm、全幅1660mm、全高1370mmです。

　インテリアにも工夫が施され、UVカットガラスを初めて採用。室内デザインは解放感が重視されています。また、インストルメントパネルの運転席まわりをくぼませることで広々としたイメージとするとともに、ブルーイッシュグレーの爽やかなカラーも雰囲気を演出。

　快適さと使いやすさに配慮した室内空間が広がります。

　さらに側面衝突機能の充実に代表される高い安全性も4代目カローラIIの大きな魅力です。

　エンジンはハイメカツインカムDOHC16バルブ1.3リッター（88ps）と1.5リッター（94ps）のガソリンエンジン2種と、67psを発揮する1.5リッターディーゼルターボエンジンの3機種を展開。常用回転域でのトルクと燃費性能を高めた、実用性重視のガソリンエンジンです。

　ギアボックスは5速MTと4速ATから選べました。

　現在のトヨタのカローラIIの中古車価格は、平均で約44万円です（2020年4月調べ）。車体の状態がに満足がいけば購入を検討してもいいでしょう。