トヨタ チェイサー解説

チェイサーはトヨタが1977年から2001年まで発売したセダンです。

3代目マークIIの姉妹車として誕生し、一般的な高級志向のマークIIに対して、個性的な高級感のある若々しいパーソナルセダンとしてチェイサーは位置づけされました。車名の由来は英語の「追跡者」という意味からきています。

チェイサーは複数回のフルモデルチェンジが実施され、1996年に最終モデルの6代目が登場。「セダンイノベーション」をスローガンに掲げ、走る、曲がる、止まる、その全てにトヨタの最新技術を集結し、最高峰のイノベーティブセダンとして6代目チェイサーは開発されました。

エクステリアは、前後のオーバーハングを切りつめた力強いシルエット、丸型4灯火ヘッドランプの彫りの深いフロントビュー、硬質感のある面構成とサッシュレスドアによりダイナミックさを強調。ボディサイズは全長4715mm、全幅1755mm、全高1400mmと威厳があります。

また充実した装備が作り出す人に優しい室内空間も6代目チェイサーの大きな魅力です。スライド式のアームレスト機能を持つ2段コンソールボックスや視認性が良く高級感あふれるオプティトロンメーター、ドアガラスとリアウインドウのUVカットガラスなど頼もしいアイテムが揃います。

エンジンはすべて直列6気筒DOHC24バルブで、ハイメカツインカムの2リッター（140PS）、2.5リッター（180PS）と、そのターボ付き仕様（280PS）、3リッター（220PS）の3機種と、2.4リッターのディーゼルターボ（97PS）が用意され、実用回転域のトルク向上と燃費が改善され快適な走行が可能です。

現在のトヨタのチェイサーの中古車価格は、平均で約129万円です（2020年4月調べ）。人気のクルマですが、車体のコンディション次第では早期購入をおすすめします。