トヨタ カリーナ解説

　カリーナはトヨタが1970年から2001年まで発売したセダンです。

　機構面の多くをセリカと共有しており、サイズはコロナとカローラの中間に位置するクルマです。車名の由来は英語で「竜骨座」という意味からきています。

　カリーナは多くのフルモデルチェンジが実施されており、1996年には最終モデルの7代目が誕生。

　「都会的でスポーティ」を開発テーマに、セダンイノベーション第1弾として、セダンならではの美しいスタイル、魅力的な走りのさらなる進化を図るとともに、安全、低燃費の徹底追及を目指しました。

　エクステリアはシャープで端正なデザインが特徴。「若々しさ、軽快さ」をキーワードにした、セダンの中で際立ったスポーティな個性が主張されます。

　インテリアは造形、配色など様々な点で快い開放感を感じさせ、インパネの軟質パッド範囲の拡大や、成形ドアトリムの採用により高品質感を創出。ボディサイズは全長4455mm、全幅1695mm、全高1410mmです。

　エンジンは、ガソリンが1.5リッター（100ps）、1.8リッターリーンバーン（115ps）、2リッター（135ps、4WD専用）、新たに設定したスポーツツインカム20バルブの1.6リッター（165ps、1600GT用）と、ディーゼルが2リッターターボ（88PS）の全5機種を用意。

　駆動方式はFFと4WDで、力強く快適な走行を可能としています。さらに衝突安全ボディGOAの採用、ABS、デュアルSRSエアバッグの全車標準装備などによりクラス世界トップレベルの安全性も実現しています。

　現在のトヨタのカリーナの中古車価格は、平均で約37万円です（2020年4月調べ）。車体の状態が良ければ、早期購入を検討しても良いでしょう。